いよいよ共通テストまで残りわずかとなり、気持ちにも落ち着きがなくなり、自分の勉強に不安を抱えるようになってきているのではないでしょうか?
そんな皆様に向け、京大に合格した筆者の試験当日までの過ごし方(精神面、計画)についてご紹介いたします。不安を抱えていらっしゃる方は是非、ご参考ください。
この時期に大切なこと
入試直前の今の時期に特に大切なことは2つあります。
1つ目は、勝負に挑むために相応しいモチベーションにすること。2つ目は、正しい勉強計画です。まずはこの2つについて説明いたします。
勝負に挑むために相応しいモチベーション
何よりもまず、安定した気持ちが大切となります。直前期の今、不安や焦りに駆られ、目の前の勉強に集中出来なくなってしまっては「やり直し」が効きません。例えば5.6月に同じように不安になり、結果として勉強の質が下がったとしても、残りまだまだ数ヶ月あるので、巻き返しが効きます。
しかしながら、この時期、残り数日に迫った今、不安や焦りによって、勉強の質が下がってしまうと、そのやり直しはできず、下がった質はそのまま点数の低下につながります。
もはや、この時期にクヨクヨと悩んでいても仕方ありません。人事を尽くして天命を待つ。入試で合否を分けるのは、今この瞬間の成績ではありません。試験当日の結果のみです。したがって、今この瞬間の成績に不安を感じていても意味がありません。
とにかくやってやる!あとは結果に任せる!こんな気持ちでドンと構えて下さい。
今は過去問を多く解いている時期かと思いますが、そこで間違った箇所が多くても心配無用です。むしろ、試験日当日にその問題が出なくてほっとしてください!試験時間のその瞬間までは1つでも多くを覚える時間があって、1点でも多くを稼げる準備ができるのです。この直前期に過去問でバンバン正解がつき、逆に、自分が間違いかねない箇所を見つけられないまま試験に突入するよりも何倍もラッキーです。
本当の直前期である今、どれだけ素晴らしい計画で勉強を進めていたとしても、その計画を気持ちが無にしてしまっては意味がありません。
今は、とにかく目の前の問題を解いて、間違いを洗い出し、自分自身の能力を高めることに集中しましょう!
正しい勉強計画
安定した精神があれば、あとはこの時期にすべきことをするだけです。では、この時期にすべきこととは?
まず、前提として、短い期間で十分な効果を得られる学習の特性は「既知の分野の復習」学習です。既に学習してきた内容についてアウトプットする(使いこなせる)かを試す、ということです。
一方で、未学習の範囲を0から勉強するような学習は、この時期には不向きです。残りわずかとなった今、新たに学んだことを試験で活用できるレベルにまで仕上げられる可能性は低いと思われます。となれば、時間の無駄を発生させるリスクを追うことになります。
従って、この時期は「これまでに蓄えた武器で戦えるか」を確認する時期である認識をお持ちください。
京大合格者の直前期のスケジュール
まず、私がこの時期に大切にした、言い換えれば、この時期のスケジュールを立てる上でのコンセプトは2つあります。
1つ目は、テストを見据えた戦略を固め、それを本番で遂行できるように訓練することです。2つ目は、現時点での自分の弱点箇所の洗い出しです。
万策の準備
これは何かというと、1番シンプルなところでは、各教科の試験時間と問題構成と現時点での自分の実力を元に、試験本番での問題を解く順番を考えるということです。ここまでは恐らく多くの方が考えていることかと思います。しかし、私はその一歩、二歩先まで想定した当日の動きを考えていました。
例えば、「この大問で難しいと感じる内容が来た場合に、どのようなアクションを取るか」と言ったことまで考えていました。いわゆる、プランB、プランCまで作成し、さらに過去問演習の中でプランBで闘う演習なども行っていました。多くの受験生はプランAしか考えていません。その結果、想定外の難しさの問題が来た場合に、プランAでの時間配分がめちゃくちゃになり、結果、自分自身で想定しない戦い方、つまり得意としない戦い方に持ち込まれ、結果ひどい点数を取る、というハメになります。巧い戦術化はあらゆる局面を想定済みにしているのです。
実際、私はセンター試験にて、国語でプランCを使うことになりました。プランCを使うということは、普通に想定していたのとは異なる難易度の問題が現れたということです。多くの受験生はそこでドタバタとしたと思いますが、私は「ニヤ」っと微笑み、落ち着いてプランCに移行することが出来ました。
今現在、プランを1つしか想定出来ていない受験生で、尚且つ、未来を予知する魔法使いのような能力をおもちでない受験生は、今すぐに、プランAが破綻した場合の別プランも考えて見てください。
武器庫の確認
2つ目では、これまでに学んできたことの中で、不十分な理解や、うろ覚えになっている箇所を洗い出す、ということです。
試験本番前の過去問演習や予想問題演習の目的は、今の実力を数値化して一喜一憂することではありません。今の実力を測る、ということ自体は間違いではありませんが、もっと言うと、今の実力では、どこを間違えるのかをということを洗い出すことが大切です。
例えば、使えると思い込んでいるが実はうまく使いこなせない公式や定理の洗い出し、覚えた気になっているがいざ問題を解く際に思い出せない単語など。こういった、合格を阻害する要因を特定するために試験前の問題演習は大切になるのです。
最後に
皆さんは、自分なりにこの時期の過ごし方を考え、そのスケジュールをこなされているかと思います。いつもお疲れ様です!
ただ、そんな皆さんの中には、本当にこの学習で間違い無いのかな?なんて不安を抱えておられる方もいるかと思います。
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