保護者様、受験生の皆様
こんにちは!B.F.S.講師で京都大学大学院修士課程に在学中のKenです!
今回は「共通テスト直前1月の過ごし方」というテーマで、共通テスト直前から共通テスト後の動きを含め、受験生時代の私の1月の過ごし方についてお話していきます!
【1月1日~共通テスト当日まで】
共通テスト(私の時代はセンター試験でしたが)直前まではとにかく共通テスト過去問を解いていました!
私は共通テスト受験時まで京大工学部(国英社しか共通テストでは得点にならない!)と京大理学部(全科目算入される!)で迷っていたので、全科目の過去問を演習しつつ、倫理・政治経済、国語をメインで復習していました。一日のスケジュール例はこんな感じでした!
1日のスケジュール
- 6:00 起床
- 6:40-8:00 電車
単語帳や倫理・政治経済の一問一答など復習
- 8:00-10:00 過去問演習
倫理・政治経済、国語(古文漢文が苦手だったので、古文漢文のみを35分で解くことが多かった) - 10:00-12:00 過去問復習+補強
対応する単元の一問一答を解きなおしたり、古文文法を見直したりなど。敬語の主体客体を見分けるのが苦手で何度も復習したのをよく覚えています……
- 12:00-13:00 お昼ご飯。
直前期、私の場合は順調に目標点に近づきつつあったということもあり、リフレッシュの意味も込めて昼休みはしっかり1時間とっていました。塾から少し遠いご飯屋さんにあえて行くなど、もっと長い日もありました。友人たちと「漢文の句法覚えにくいんだけどどうしてる?」とか、「日本思想全然覚えられないんだけど……」とか、自身の弱点を補強しあうような話をしていました。
- 13:00-15:00 過去問演習
午後一発目はお昼後の眠気を覚ますためにも数学や物理など、理系科目の演習をすることが多かったです。特に数学は1秒でも早く終わらせて、見直しの時間を十分にとれるようにしていました。計算が不安だとか、データの分析でどちらの図か迷ったときなどは問題用紙に折り目をつけるなどして効率的に見直しをする工夫もしていました。
- 15:00-16:30 過去問復習+補強
数学では間違えた問題の解説を読みながら、早く解くためにどのようなアイデアが浮かべばよいのかを意識して復習しました。
物理や化学では足りなかった知識の補強を自分が一番使っていた参考書を使ってインプットし直していました。
- 16:30-17:00 休憩
上記スケジュールの合間でも短めの休憩は取っていますが、夕方あたりからかなり集中力が落ちてくるので一度長めの休憩をとるようにしていました。塾の入っているテナントの下の階にコンビニがあったので、そこで飲み物とかお菓子を買ったり、塾の周りを少し肌寒いくらいの恰好で一周歩いて眠気を覚ましたりしていました。
- 17:00-19:00 過去問演習
これでもかというくらい演習します。自分はいつも20:00~21:00くらいに帰りの電車に乗っていたので、帰りの電車で復習しやすい(紙とペンを大々的に広げなくていい)国語や倫理政経、たまに英語をやっていました。
- 19:00-20:00 復習+その日の振り返り
過去問でミスしたところの解説を熟読して復習し、対応する単元を、参考書を使って何度も読んだり参考書内の演習問題を解いたりしていました。 - 20:00-21:00 電車
帰りの電車では日によって友人との雑談で終始したこともありますし、友人と時間の電車がズレたり、お互い勉強モードが続いている場合は朝と同じく単語帳、または軽いリスニング対策としてTEDを聞いていました。 - 21:30-23:00 帰宅、入浴、娯楽
- 23:00 就寝
睡眠時間7時間、勉強時間13時間という具合ですね。休憩が長引いたり、昼寝したりと、毎日13時間きっかり取れていたわけではないですが……(笑)
みなさんの現状に合わせて過去問演習と復習のバランスを変えるなど、上手く参考にしていただければ幸いです!
【共通テスト後の過ごし方】
共通テスト翌々日あたりには、第一志望(京大工学部)、併願校を決めていました。早めに決断をした方がその分目標に向けてしっかりと勉強が出来るので、併願校や国立の志望校を迷っている人は、併願校をすぐにでも決めて、共通テスト2日目の後、すぐ自己採点をしてどの国立・学部を受けるかを確定させましょう。
【最初の1週間】
さて、共通テスト後、多くの理系の生徒さんにとって一番怖いのは「共通テストボケ」と呼ばれる、2次試験レベルの記述力の低下です。
私ももれなく共通テストボケになっていた人間の1人でした……これをさっさと解消するために、次のことを共通テスト後最初の1週間でしました。
《第1志望の過去問1年分解く》
共通テストアタマから二次試験アタマに一刻も早く切り替えるために、第1志望の過去問で一度解いたことのある年度のものを全科目、1年分解きました。復習したはずの問題が解けない……という絶望もありましたが、自分がどれくらいやらないといけないかの目印にもなったので、効果的だったと思います。
《数3の問題集を飛ばしながら1周回す》
書いてある通り、自分が一番使っていた問題集を1周回してみるとよいです。飛ばしながら、というのは適宜間引きながらやる、ということです。
例:「基礎問題精講の偶数番号の例題だけ解く!」「プラチカの問題番号mod3が1になる問題だけ解く!」
全範囲の問題まんべんなく解きましょう。1週間程度で終わるように量を調整して、共通テストアタマから二次試験アタマに帰ってきましょう。
【その他・1月終盤】
共通テストが終わって1週間もすると私大の試験日(私の最初は東京理科大だったと記憶してます)がかなり近づいてくるころでしたから、どの大学(超安全圏であっても)の過去問も1年分は触って、自己採点をしておきましょう。合格最低点+10%ほどの点が取れていればOK、そうでなければもう1, 2年分解いておくと安全です。
【まとめ】
今回は1月の過ごし方と題して、共通テスト直前から共通テスト後に二次試験へと頭を切り替えていくための、私の過ごし方についてお伝えしました。皆さんが共通テストで全力を出し切り、スムーズに二次試験・私大個別試験へと切り替えて突き進んでいくための手助けになれば幸いです。頑張ってください!
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