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京大生が教える!二次・私大個別試験直前期の過ごし方

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Bridge For Students

受験生
二次試験まで残り1か月となった今、正しい勉強法を知りたいです!

保護者様、受験生の皆様、こんにちは!
B.F.S.講師で、京都大学大学院修士課程に在学中のKenです!
今回は【共通テスト後、二次試験までの1か月間の過ごし方】というテーマで、直前期のアドバイス、また、受験生時代の私の二次・私大個別試験直前期の勉強もお話していきます!

執筆者の他記事

前回の私の記事でもあるこちら
[理系生必見!]現役京大生が教える!共通テスト直前・直後の過ごし方について
も合わせてご覧ください!

目次(クリックで該当箇所へ移動)



0. Kenの受験生時代のスケジュール(一例)

超簡単にですが書いておきます。意識していたことなどは基本的に前回の私の記事に書いてあるので、そちらも合わせてご覧ください。

二次試験/個別試験直前期の1日のスケジュール
  • 6:00 起床
  • 6:40-8:00 電車
    単語帳・化学のインプット系参考書の熟読(ペンなしで出来る勉強を)
  • 8:00-10:00 過去問演習
  • 10:00-12:00 復習+補強
    補強には「京大の数学|物理|化学25ヵ年」をメインで使っていました。(今は27ヵ年ですね)ミスした問題と似たジャンルの問題をその問題集を使って調べて、なるべく多く(本に載ってる分すべて)解いていました。とくに物理の力学・電磁気、化学の有機、高分子分野については25年分すべてやって人に説明できるくらい完全に頭に入れてました。当該分野は当日9割超えていたと思います。
  • 12:00-13:00 お昼ご飯
  • 13:00-15:00 補強
  • 15:00-16:30 過去問演習
  • 16:30-17:00 休憩
  • 17:00-20:00 復習+補強
  • 20:00-21:00 電車
    行きと同じ+英語やった日は問題の長文読み直しなど
  • 21:30-23:00 帰宅、入浴、夕飯、娯楽
  • 23:00 就寝

1. 共通テスト直後の最初のアクション

共通テスト直後最初の一週間にやるべきことは前回の記事に詳しく書きましたので、ご覧ください!

2. 第一志望対策

この記事を見てくださっている皆さんが一番気になるトピックがこちらかと思います。
二次試験(私大専願の方は個別試験)まで残り僅かではありますが、それでも劇的に実力は伸びます(正直、一番伸びるのがこの時期です。理系の皆さんが好きであろう言い回しだとd(成績)/dtが二次直前で最大になる、ってところですかね)。
まず初めに行ったのは【行動計画を立てる】ことです。具体的には

1. 過去問をあと何年分やるか決める(次節の併願校対策にて決める併願校過去問を回す年数とも要相談です)
2. バランス良くそれらを配置する
3. 復習に使う参考書を決めておく(一番なじんでいるものがいいです。新しいものに手を出しすぎるのは愚策。)

です。c.は過去問をしながら考えてもいいかなと思います。

受験生
計画を事前にきちんと立てることで優先順位も付けられ残りの1か月間において最も効率的な過ごし方ができるのですね!
2.1 過去問何年分解く?

これは併願校の数とも要相談ですが、今現在が本番1か月前だと想定すると5年1周または3年2周が理想かと思います私としては3年2周を強くおすすめします。理由は大きく分けて以下の2つです。

3年×2周を推奨する理由
  1. 3年ほど解けば大学の傾向を知るにはある程度十分
  2. 第一志望レベルの問題は、1度解いたくらいでは頭に入らない

とくに②について、参考書などで「1度解いて・直して理解したはずなのにまた解けない……」ということをすでに経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。各大学はそれぞれ【こういう解法で解く問題が多い】【こういうテーマを出すことが多い】という傾向があるので、1度解いた問題が解けてないと本番で強く後悔することになります。だからこそ練習の段階で「解いたことのある過去問は完璧に頭に入っている!」という状態にしましょう。

受験生
ただ闇雲に過去問を解いていることに満足するのではなく、そこから傾向をつかみその対策をすることこそがミソですね!
2.2 どう配置する?

本人のキャパシティにもよりますが、自分の(受験生として・講師としての)経験上、1日2科目が限界かと思います
「え、そんなのでいいの?」と思った方、私の一日のスケジュール見てみてください。解いた時間の倍くらいの時間かけて復習しています。じっさい私は直前期ほぼ毎日【過去問解く→復習して周辺分野の知識まで補強】を繰り返していました。

受験生
解くことで満足せず、その復習と見直しこそが学習の神髄ですね!
2.3 新しい参考書はいらない?

一部例外(※)を除いていらないです。買うとしても何か一番力を入れる科目を決めて1冊だけにしましょう。理系なら理科、文系なら古典か社会科ですね。直前期に「新しく英語の問題集買います!」って意気込む生徒がまれにいますが毎回全力で止めてます。だったら過去問やりましょう。

(※)例外について

東大京大東工大一橋大などをはじめとする最難関大学を目指される方は、「〇〇大の数学25ヵ年」のような問題集を活用することも考慮に入れてみてください。過去問がきれいに整理されており、志望大対策に最もフィットした問題集といえます。

3. 併願校対策

こちらでも、まず初めに行ったのは【行動計画を立てる】ことです。

1. 自分の併願校を【チャレンジ圏】【実力OK圏】【絶対安全圏】にジャンル分けする
2. 各大学の試験がそれぞれいつ行われるのか確認(過去問を解く優先度を決めるため)
3. 各大学の過去問は何年分解けばいいのか決める
4. 2.と3.をもとに、各大学の過去問をどれくらいのペースでやればいいのか決める

を行いました。とくに2.以降はカレンダーを使って書き込んでいました。今だと便利なカレンダーアプリも多いのでPCやスマートフォンで管理するのもありかもですね。

3.1併願校のジャンル分けって?
  • チャレンジ圏:
    合格可能性が第一志望校より体感10%ほど高い、って感じの大学。東大京大受験生の大半にとっては早慶上智あたりがここに入ります。
  • 実力OK圏:
    普段通りの実力が出せれば合格最低点も超えるだろう、という大学。「模試の判定はCくらいで安定していたなぁ……」ってところ。
  • 絶対安全圏:
    ちょっと体調悪くても受かるだろう、という大学。「模試でずっとA~B判定が出ていたしいけるやろ~」ってところ。
    こんな感じを目安に設定してみてください。逆に、これらがそれぞれ1~2校ずつになるように併願校を決めましょう。
3.2 試験日の確認

以外と忘れがちな生徒が毎年います。「あっ明後日試験でした!」みたいな。こういう事件は【最初に計画を立てる】ことで回避しましょう。過去問を解くスケジュールの作成にも使えます。

受験生
おっと!うっかりしていました…いますぐに調べます!
3.3 各大学の過去問は何年分解くか?

年数としてはチャレンジ圏 > 実力OK圏 >= 絶対安全圏を念頭に置いてください。「絶対安全圏余裕なんだけど……」or「第一志望校にもっと時間を割きたい!」という場合は、苦手科目だけ解いてみて、あとは問題に目を通す程度に抑えておきましょう。それぞれ志望度に合わせて2,3年分、1~2周を目安に調整してみてください。

まとめ

今回は直前期の過ごし方と題して、二次試験直前に安心して勉強を進めていただけるよう、私の過ごし方についてお伝えしました。皆さんが共通テストの点数や、直前期のプレッシャーなどでめげず、最後まで突き進んで勉強できること、また受験会場で全力を出し尽くせることを祈っております。

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