受験生・保護者のみなさん
いつもB.F.S.の受験記事をご覧いただき誠にありがとうございます。
学習アドバイザーの木村です。
今回の記事では、センター日本史で満点を獲得した私が何冊も何冊も問題集を買う受験生に警鐘をならし
問題集を1冊極める重要性と効果をお伝えしたいと思います。
問題集の使用方法
さて、みなさんは問題集や参考書をどれくらいやり込んでいるでしょうか。
1周?2周?はたまたもっとでしょうか。人によってやり込む回数自体は様々でしょう。ですが、どれだけやり込めば良いのか、という答えに関しては、およそ答えは一つです。
間違った考え方
私自身、現役生の頃は、とにかくいろんな参考書をこなそう!と考え、1周したら次の参考書へ移り、もしくは1周するまでもなく途中で「なんか違う」から別の参考書をしようとなったりしつつ、1つの参考書を何周もやりこむということが全くありませんでした。しかし、これは大きな間違いです。
1周だけじゃその効果は期待の半分以下
参考書・問題集は2周目以降に本当の価値を生み出すのです。
それは当然っちゃ当然のことなんです。人間という生き物は、基本的に1回で何かを覚えることはできないような作りになっています。時として強烈な印象と共に、何かを1回で暗記してしまうものもありますが、例えば何千個と覚えなければならない英語や日本史などの教科で、その一つ一つに強烈なエピソードを持たせて覚えるなんて、とてもじゃないですが1年では難しい時間が必要となります。そうなれば、覚えるメカニズムは基本的に以下のようになります。
- 理解する
- 暗記する
- 習慣化する
- 応用できる
2周目以降で初めて暗記が可能となる
上記のプロセスで言うと、1周目の勉強は単に対象を理解しているだけです。理解しただけで得点に結び付けられるような人は稀です。ほとんどいません。一般的には、私も含めて理解した後には、それを得点に結びつけるための暗記をする必要があります。実際問題、たった2周したくらいで暗記できちゃう人はそう多くありません。センター日本史で100点をとった私ですが、2回見ただけで暗記なんて考えられません。
どれだけやればいいのか
めちゃくちゃシンプルです。その問題集や参考書に書かれていることを全て暗記できるようになるまでです。
例えば、英単語帳にしろ、数学の問題集にしろ、たとえ何冊あろうとも、特定の分野に関して説明されている内容や、載せられている問題の種類はほとんど同じです。わざわざおんなじようなことしか書かれていない問題集を何冊やっても同じなのです。
センター日本史で満点を取った方法
覚えることが超多い日本史で満点をとる自信は非常にありました。なぜなら日本史の教科書の内容を丸々暗記していたからです。特に対策をしたのはそれくらいです。まさに1冊を極めました。受験生は物事を複雑に考えすぎです。例えば、試験中に何でも持ってきていいと言われたからって、日本史の参考書を何冊も持ってこないですよね?多分おそらく、分厚い日本史の教科書を1冊持ってくるはずです。はい、答えは出ました。あなたが試験本番でこっそりと隠し持っていきたい問題集や参考書を1冊でいいので極めれば良いのです。
例外
もちろん、例外なんかもあります。
- そもそもその1冊の情報量が必要とされる量を満たしていない。
- 数学のように、問題集によってレベルがかなり異なる。
こういった場合は、1冊だけ極めても必要な能力を満たすことができないので、2冊もしくは3冊を極めましょう。ただ極めることに変わりはありません。
さいごに
一言で「極める」と言っても、参考書や問題集によってその極め方も変わってきます。ただこちらで1冊ずつそれをご紹介することもできません。もし、今お手持ちの問題集に極め方をお知りになりたい方などいらっしゃいましたら、ぜひB.F.S.の学習コンサルティングをご活用ください。
学習コンサルティング
学習コンサルティングでは、京大生が参考書の使い方や計画の立て方などをアドバイスさせていただきます。