『定期テストに惑わされるな』
受験生の皆さん、こんにちは!
学習アドバイザーの木村です。
今回は高校生の悩みの種《定期テスト》について、私の考えを述べたいと思います。定期テストとどう向き合っていけば良いのか、についてお悩みの方は、是非この記事を参考にしてみて下さい。
定期テストって何⁈
高校生には定期テストなるものがございます。
まずは定期テストって何なのかについて、今一度考えてみましょう。
多くの学校で共通する定期テストは、以下のようなものではないでしょうか?
- ・予め出題範囲が決まっている。
- さらには英語や国語では出題される作品まで決まっている。
- 対策によっては全教科100点を狙える。
- 学内順位などが出て、親に見せなければならない通知表の成績評価の基準となる。
- クラスメートとの『勉強ができる、できない』の判断材料となる。
おそらく定期テストを大まかに述べると、上のような要素を満たしているのではないでしょうか?
特に下の二つの要素によって、多くの受験生が『点数を取らなければならない』と感じていると思います。
しかし、実際のところ『本当に定期テストで高得点を取らなければならないのでしょうか?』
定期テストで高得点=大学受験合格⁈
志望校合格にとって、定期テストで良い成績を取る事は不可欠な要素にはなりません。
大学入試において、大学の教授たちがその合否を決めるために、高校生の学内での成績など全く気にしていない、からです。つまり学校の成績は、大学受験において全く関係のないことなのです。
ただし、公募推薦などの推薦入試を受ける場合は、その成績も必要となってきますが、今回は主に一般入試に関して述べさせて頂きます。
定期テストってサボって良いの?
しかし、勘違いして頂きたくないことは
関係ないからといって、定期テスト期間に遊んでもいい、赤点をとってもいい、というわけではナイ!という事です。この点は勘違いしないください。
というのも、英語や国語はほとんど全ての受験生にとって必須科目であり、仮にこういった教科で赤点を取り続けているような場合は、どうしても大学入試に影響がでます。
私が本当に伝えたいことは何か?
それは「定期テスト対策を、定期テストの為の対策にしてはいけない。」ということです。
定期テストでは出題される問題や作品が予め分かっており、学校の先生もそれを踏まえた問題構成にしています。このことにより、高校生の多くが「丸暗記」のテスト対策をしてしまいます。
しかし、よく考えてください。
センター試験や、国公立また私立大学の入学試験において、予め出題される問題が告知されることはありますか?言うまでもありません。
また、テスト前の数週間をただただ英文を丸暗記したり、問題の解法を丸暗記したりする勉強が、受験にとって何か意味を持ちうると思いますか?これもまた、説明するまでもありません。
定期テストにどう向き合えば良いのか
以下の事を意識してください。
- 入試で必要のない教科に関しては、極力時間をかけずに、それでいて赤点は取らない程度の点数を目指してください。
- 必要のない教科で満点を狙う時間を多く取り、実際それで満点を取れたとしても、受験では全く関係のない功績です。
- 入試で必要な教科に関しても、満点を取る必要はありません。自分にとって意味のある勉強になっているのか?という意識を常に持って勉強内容を決めてください。例えば、英語に関して、出題される英作文の英語と日本語まるまる覚えるような「全く意味のない」勉強は避けてください。それならば、出題範囲内の文法と単語を全てリストアップして、それらを完璧に覚えようとする勉強の方が100倍意味を成します。
ここで改めて確認しておきたい事は、上のような事を意識して勉強をした場合、定期テストの為の勉強にはならないので、丸暗記では取る事の出来る「100点」という点数を取ることはほとんど有り得ないという事です。
これでいいのか?
定期テストを受けないライバルたち
これでいいのです。逆にこうなるはずなのです。
勿論、上を意識した勉強でも「100点」を取れるのであればいう事はないですが。
というのも、皆さんのライバルは、「現役高校生」だけですか?
いえ。定期テストも体育の授業もない「浪人生」もいるのです。彼らは、1日中、ただひたすらに志望校に受かる為だけの勉強を行っております。そういったライバルを前にして、入試に関係のない教科も含む定期テストがあることすら不利になるのです。定期テストで高得点を取る人が輝けるのは、入試の戦場ではなく、高校内だけです。
現役高校生の皆さんは、上に書いたことを意識して、定期テストと向かい合って下さい。
学習コンサルティング
皆さんは、上に書いた定期テストの悩みを始め、受験に関わる多くのことで悩みを抱えられているかと思います。その悩みたちは、どのようにして解決されているのでしょうか?自分一人では解決できない方、また自分の出す答えが正しいのか不安に感じている方は。是非一度、受験指導のB.F.S.にご相談下さい。
この記事を執筆しております木村をはじめ、多くの京大生があなたの悩みを解決致します。
ご相談はコチラから。