受験全般

受験生が見落としがちな問題集選びのコツ

この記事を書いた人
おっぐ

こんにちは、京大A判のおっぐです。

はじめに宣伝で恐縮ですが、私たちB.F.S.が週3の頻度で更新している受験記事を、よりたくさん読んでいただくために、過去の記事をまとめたページを作りました!

過去の受験記事をまとめた神ページ
https://bfs-kyoto.com/article/

このページでは、新着記事/人気記事/各カテゴリーの記事を驚くべきほど簡単な操作で一覧することができます。
受験に有用ながら新着記事に埋もれちゃった良記事がたくさんあるので、このページを利用して色々読んでいただけると幸いです。


さて、今回は高1、高2生向けの記事です。

受験を意識しているみなさんなら、学校の教科書や問題集だけでなく、自習用に問題集を買おうか考えることもあると思います(今は無くともそのうち訪れます笑)。しかし、本屋などに出回る問題集は、はっきり言ってそのクオリティーがピンからキリまで幅広く、テキトーに買うとあとで痛い目に遭うことも。

そこで、今回はみなさんが問題集を選ぶ際に見るべきポイントを書きます。

目次(クリックで該当箇所へ移動)

問題集の評価ポイントはこの4つ!

まず、自分にとって良い問題集は、次に掲げる4つに分けることができます。

  • 難易度が自分に合っている
  • 分量が自分に合っている
  • 解説が充実している
  • 内容の間違いが少ない
難易度が自分に合っている
問題集は、「自分の苦手or知らないことを見つけること」と「問題を解くことに慣れること」と主な目的として取り組みます。今まで知らないことを浮き彫りにできる程度に難しく、かつ問題演習の基礎トレとして成り立つ程度に易しい必要があります。
分量が自分に合っている
問題数が多いほどたくさん勉強ができてオススメ!ですが、あまりに多いと1冊をこなすのに多大な時間と労力がかかり気が遠くなります。一方で、問題数が少ないと、問題を解くことに慣れることなく一冊を終えてしまうかもしれません。問題数のバランスは重要です。
解説が充実している
せっかく解いたのに、解説が少なすぎて自分のミスが分からない場合、挙げ句の果てに「解答略」としか書かれていない暁には、問題から新しいことを何も学べません。解説は細かく丁寧に書かれているほど良いです。
内容の間違いが少ない
問題集も人間が作ったもの。どこかに間違いがあることだってあります。しかし、問題を解いていて問題集側の間違いに遭遇したら、混乱すること必至です。内容の間違いはなるべく少ない方が良いです。

実はこの

問題集の選ぶときはここを見ろ!

上の評価ポイントに基づいて、実際に問題集を探してみましょう。問題集を選ぶ時は、次の4つをチェックしてみましょう。

1. 最初の問題と最後の問題を見る

問題集は、普通最初の問題が簡単で、後ろにいくほど難しくなります。最初と最後の問題をそれぞれ頭の中で解いてみて、最初の問題は自分にとって簡単そうか、そして最後の問題はどれだけ難しいかをチェックしましょう。

最初の問題が難しすぎると、その問題は自分にとって難しすぎる(=勉強が続かない)可能性が高く、最後の問題が簡単すぎると、一冊解いても学力が十分に身につかないかもしれません。1冊やり遂げられそうか、そしてこの問題集が勉強になるかを最易問題と最難問題でチェックするのです。

もちろん、問題集によっては難易度順に問題が並んでません。その場合は簡単な問題と難しい問題を自分で探してくださいね。

2. 1問にかかる時間と問題数を見る

1問を解いて復習するのにかかる時間に問題数を掛け合わせると、全ての問題を解くのにかかる大体の時間が分かります。これを見て、1冊をこなすのにかかる時間を見積もりましょう。これが、自分の勉強時間の半年分とか掛かるならば、問題集が続かない可能性が大きいので、より分量が少ない問題集を選ぶことをオススメします。だいたい2〜3ヶ月程度で全て終えられそうならばちょうど良い感じです

問題集によっては、問題ごとに解答時間の目安を書いています。これがあれば、「(平均的な目安時間+10〜15分)×総問題数」が所要時間です。これが分からなければ、立ち読みで大雑把に見積もるか、普段の自分が1問にかける勉強時間を用いて計算しましょう。

3. ページの厚さを見る

ほとんどの問題集は、問題を並べたページと、解答・解説を並べたページが分かれています。両者の厚みを確認して、問題の分厚さに対して解説が薄すぎないかチェックします

解説が丁寧な問題集は、当然ながらたくさんの文字を並べて解答までの道筋を解説します。ですので、モノによっては解答編のページ数が問題編に及ぶことすらあります。

解説が分厚い問題集は信頼を置くことができますが、念のために解説を読んでみて、「自分が知らないことを丁寧に述べているか」チェックします。自分にとって当たり前なことを何度も繰り返している解説は、自分にとって大きな役に立たないかもしれません。そうでなく、なおかつ解答が充実している問題集なら効率的に勉強できることでしょう。

4. 全国のみんなが使っているかを見る

簡潔に言うなら、みんなが使っている定番の問題集はオススメです。なぜならば、利用者が多いために、内容の誤りが出版社に報告される可能性が高く、ゆえに問題集の正確さがある程度保証されているからです。

問題集に誤りが含まれているかどうかは、パッとみただけでは分かりません。ましてや問題集に書かれたことをこれから吸収する立場にある生徒が容易に判断できるはずもありません。ですので、利用実績の高い問題集を選ぶのです。

本屋で良い感じの扱いを受けていたり、通販サイトでたくさんの高評価レビューがついている問題集ならば、信頼性について大きな間違いはないでしょう

特に、定番の問題集の中でも「第◯版」「◯◯年度版」みたいな文言がついた、頻繁にアップデートされるタイプの問題集は修正が繰り返されているだけ信頼性がより高まるのでよりオススメです

周りの生徒と差がつくのは選んだ問題集ではありません!

以上の4つのポイントを踏まえて自分にとってちょうど良い問題集が見つかったら、あとはその問題集を使って勉強しまくるだけです。

ときどき、問題集選びに腐心しすぎる人がいます。こういう人は概して、素晴らしい問題集を選ぶほど自分の学力が上がると思っています。しかし、学力が上がるのは、問題集を買ったときでなく、問題集1周を成し遂げて問題集にある内容を自分のものにしたときです

さらに、ぶっちゃけ、大体の問題集はその中身に大きな違いはありません。みんなが使っている有名な問題集はどれも試験の解答に必要なエッセンスがガンガンに詰め込まれています。

周りの生徒と差がつくのは、良い問題集を選んだかどうかではなく、一度選んだ問題集をとことんやり込めたかどうかにあります。そのことを念頭において、購入した問題集を骨の髄までしゃぶり尽してください!

おわりに

今回は、問題集を選ぶ際に見るべきポイントを簡単にまとめました!いろんな問題集を様々な視点で比較して、一度選んだ問題集に最後まで向き合う覚悟を決めましょうね!

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