おともだちの紹介

論理の国の友だち
何事においても論理の厳密さに重きが置かれるロジカルネーションの民であり私の友人。論理の国は一見すると遥か彼方の国家のように思えるが、受験を超えた先に待っている意外と身近な世界なのかも知れない。
ねえ!これ買ってきて!

おっぐ
せっかく遊びにきたんだから、パーティーでもしようよ!

論理の国の友だち
お、いいね〜

おっぐ
じゃあ、パーティーのために、モンブランまたはティラミスを買ってきて!

論理の国の友だち
おっけ!

論理の国の友だち
ケーキ買ってきたよ〜

おっぐ
ありがとう…
って、モンブランもティラミスもあるじゃん!

論理の国の友だち
「または」って言ってたし、どっちも美味しそうだったからどっちも買ったよ

おっぐ
いやいや、「または」って言われたら普通どっちか一つだけ買うでしょ!
(こんな量のケーキどうやって食べるんだよ…)

論理の国の友だち
?
(「AまたはB」がどっちか一つを表すなんて聞いたことないぞ…?)
「かつ」と「または」の復習をしよう!
さて、「かつ」と「または」の復習をしましょう。 「
論理の国の友だち
日本語「よく遊びかつよく学ぶ」は、論理における用法と少し違うけど、遊びも学びもやってはじめて達成できることを示している点で、論理における用法とちょっと似てるよね。

論理の国の友だち
命題「この玉は、丸いまたは青い」は、玉が少なくとも丸いか青ければ真だよね
日本語の「または」は二者択一!?
ところで、日常生活に溢れる「AまたはB」は、必ずしも両者が共に成り立つことを認めません。 例えば「1等当選者にはハワイ旅行ペアチケットまたは極上炊飯器をプレゼント!」と謳う抽選会で、1等当選者にハワイ旅行と炊飯器を一緒に渡す場合なんてまずありません。
おっぐ
冒頭の会話はこうした例の1つですよ!

おっぐ
もしこのような場面で2つの命題を二者択一的に結ぶときは、「〜のどちらか一方が…」というフレーズが使われがちです。