現役生の受験は、夏の過ごし方次第
みなさんこんにちは。
学習アドバイザーの木村です。実は私はこの春に京都大学を卒業し、8月からとある外資系のコンサルティング会社で勤務する予定です。
もし外資系企業への就職などを目指されている方がいましたらご相談等にもお乗りできます!(「木村」への相談はこちらからお問い合わせください。)
とまあ、私のことはさておき、本日はもうじき訪れる「夏休み」の過ごし方についてお話しします。
まず、高校3年生の受験は「夏休みの過ごし方」でほとんど決まります。
どうしてか?
ライバル関係から見る
まず、受験生にはおよそ2種類の方がいます。
- 現役生(受験だけに向けられた時間が2に比べて十分にない)
- 浪人生(受験だけに向けられた時間が1に比べて十分にある)
さて、ここでこの2種類の受験生を少し比べていきましょう。
まず、この両者は昨年度の1年間をどのように過ごしていたでしょうか?前者(現役生)はおそらく、ほとんど受験のことを意識せず、「高校2年生らしく」過ごしていたのではないでしょうか?
一方で後者(浪人生)は、現役合格を目指して、「受験生らしい」1年間を過ごしていたでしょう。
となると、言うまでもなく、この両者の間には、受験に向けられた学習時間における大きな差が生まれているはずです。
さて、この両者の間には、今年の4月の段階ですでに1年間分の差が出来ていました。ではその差は6月末までのこの約3ヶ月の間に縮まったのでしょうか?
答えは単純です。
かなり広がりました。
理由は簡単です。浪人生と、現役生とでは、1日の学習時間が全く違うからです。現役生は、体育の時間があったり、受験で使わない授業の時間があったり、志望校の対策にとってはふさわしくないような授業があります。
一方で、浪人生はどうでしょうか?私も浪人を経験し、「予備校生(1浪目)」も「宅浪生(2浪目)」も経験しました。この時の生活は、本当に志望校合格だけに向けられた生活でした。
つまり、4月から、毎日毎日、勉強時間における差を付けられてしまっているのです。勉強時間(量)は受験において最も大切なことです。質で量を上回ることが出来るような受験生は、全体の1%以下でしょう(偏差値75程度の受験生)。
開いた差を縮めらるのが「夏」
つまり、現役生と浪人生の実力における差が生まれているのは、勉強時間が主な原因なのです。何も、高い偏差値をとる浪人生が天才ではありません。彼らもまた、昨年度の受験で、浪人生や入念な対策をした現役生に負けたのですから。
しかしながら、見方を変えると、差の原因は「才能」ではなく、「努力量」と言うのはかなり喜ばしいことです。なぜなら、彼ら(浪人生)との間であいた学習時間の差を埋めれば良いだけだからです。
そして、浪人生と1日のライフスタイルがほとんど変わらなくなる、つまり環境における不利がなくなるのが「夏休み」なのです。
現役で合格できない人の特徴
ここまでをしっかりと読んで頂けた方は、きっと夏休みの大切さを理解してくれているはずです。ただ、もうひと押しだけ、私から背中を押させて頂きます。
秋以降で不合格が確定する
夏休みに勉強しないとどうなるか…
- 夏で差が一層広がる
- 秋からはしっかりやろうと自分に言い聞かせる
- しかし、春・夏という約6ヶ月の差は、残り期間で縮まるはずがない。
- 秋からやろうとしたものの、現役生であるが故に、勉強時間を確保できない。
- 冬になる。寒い。心も寒い。
- センター試験で大失敗。
- 志望校を変えるか、突っ込むかの選択に悩む。
- 二次試験で挽回を目指す
- しかし、2次試験こそ時間をかけて対策をするもの。センター後の40日で対策できるなら誰も苦労しない。」
- 二次試験当日。
- 不合格。
さて、現役生がなぜ夏休みに勉強をするべきなのか、上の流れで大体把握して頂けたでしょうか?
現役合格をしたければ、夏休みこそ死に物狂いで勉強をして下さい。
夏休みの勉強法が分からない受験生へ
「やる気は出た!勉強も絶対にする!」
「ただ、何をしていいのか分からない」
そんな方もいらっしゃるかと思います。もちろん、ただ闇雲に机に前に向かっていても成績は上がりません。しっかりとした勉強計画があって初めて、学習量が意味を持ちます。
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