簡単な自己紹介
京大模試にて総合偏差値30台から受験開始。
宅浪を経て偏差値を爆伸びさせ、当時、苦汁を嘗めた京大オープン・京大実戦にてA判定を獲得&上位者一覧に氏名掲載される。同年、晴れて京都大学文学部に合格!当記事では、この伸びを可能にさせた宅浪がいかなるものであったかをご説明いたします。
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猛烈に反対された宅浪
実は、何を隠そう私自身が受験の手段として宅浪を選択し京都大学の受験に挑戦しました。 皆さんのご想像通り、「宅浪で受験に挑む」と言い出した際には家族や知人に大反対されました。「予備校(や塾)に通わず京大に合格できるわけがない」と言われました。恐らく多くの人が同じように考えるのではないでしょうか。 しかしながら、当の本人である私はそうは思いませんでした。なぜなら、宅浪で合格できる根拠があったからです。逆を言えば、宅浪でしか本当の効率を追求できないと感じていました。そして、実際に宅浪で京都大学の入試に勝ち抜き、それを証明しました。 この記事では、その根拠と方法についてお話し、次のような受験生にとってきっとプラスにるアドバイスをご提供できると確信しています。是非最後までお読みいただけますと幸いです。こんな人に読んでいただきたい!
- 宅浪にするか、予備校に通うべきかで悩んでいる
- 家庭の事情で宅浪を選択せざるを得ない
- 現在も宅浪で入試に挑んでいる
- 塾や家庭教師を利用するものの、基本的には独学で受験勉強を進める
- 宅浪での受験に不安を感じている。本当に宅浪で大学に合格できるのか。
- 仮面浪人として大学受験に臨む必要あり
宅浪VS予備校
結論から述べると、私は「宅浪」こそ受験における最強の手段だと思っています。 その理由はいたってシンプルです。宅浪受験では、受験において2種の神器である「勉強量」と「質」の二つを同時に得られるからです。分かりやすく述べると、自分にとって最適な受験計画を基に、膨大な時間を勉強に充てられるからです。 一方で、予備校では「決められた時間割」「決められた教材」「決められた教師」で受験を進める必要があります。そしてこの「あらかじめ決められた」ことを途中で変更することは許されません。受験の一年間は成績やモチベーションに様々な波があります。いうまでもなく、この波に応じて計画や環境を修正する必要があるのです。しかし、予備校では、クラス全員が同じ計画の下で受験を進める必要があります。たった一人の個人のためにその計画を変えることや、一人一人に応じて授業の進め方や時間割、先生の立ち振る舞いを変えることはできないのです。宅浪を最強たらしめる2つの論理的根拠これを実現できるのは、束縛される環境が一切ない宅浪や、受験生が主体的に勉強を進められる独学という環境に他なりません。
- 宅浪では膨大な時間を確保できる。
- 宅浪では臨機応変に計画や環境を修正できる。
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最強な宅浪の落とし穴
理論上、宅浪という選択肢は最強です。しかしこれは理論上のお話です。 理論上最強ということは、どういうことなのか? ここでは、この”理論上”最強な宅浪という受験手段が「最強」から「最弱」になり得るお話をいたします。結論から述べると、宅浪という環境で1年間、自分自身を自制することに失敗すれば、最弱の受験生になってしまいます。宅浪という環境
宅浪という環境は、最強の受験方法を生み出す上で必要なほぼ全てがそろっています。しかし一方で、その環境は非常に自由が許された環境でもあります。自由ということはあたなを律する仕組みやルールや管理者が存在しません。1日中、あなたを監視する人もいなければ、注意する人もいません。そして「あぁもう時間だなあ…」と重い腰を上げざるを得ない強制力の働く授業などもありません。だからこそ、自分の好きなように超効率的に計画を立て進められるのですが、その反面、自制心が一度なくなってしまえば、一瞬にして最弱たらしめる環境となってしまうのです。自制心が最強を生み出す
自制するとは、自分で決めた計画をきちんとこなす、ということです。 これって、字で書くと非常に簡単なことに見えますが、それをできずに宅浪を大失敗してきた受験生を多く見てきました。まず受験生が宅浪を選択する際に気が付くことは、有り余るほど膨大な時間です。実際のところ、受験において「余る」ような時間はありませんが、予備校生とは比較にならないほど勉強に割ける時間が存在します。そしてその時間を見越して多くの宅浪生は計画を立てます。いわゆる勉強量という観点でまず予備校生には負けるはずのない計画が完成します。しかしながら自制できない宅浪生は、最強の計画(環境)を片手に床に臥してしまうのです。気が付けばお昼になっており、不合格がすぐそこまで来ているのです。膨大な時間はともすれば「まだ大丈夫まだ大丈夫」という根拠のない余裕と甘い考えを誘発し、勉強以外の無駄な時間に取って置き換わってしまうのです。宅浪を成功させる必要条件:自分を自制する強い意志 宅浪を成功させる十分条件:計画仮に「自制する」強い意志さえあれば、最強たらしめる理論を破綻させる要因は消え去り、予備校に通うどんな生徒よりも成績をぐんぐんと伸ばし、恐らくどんな大学であっても合格を勝ち取れるはずです。私の経験上、そして出会ってきた多くの最強受験生は、とにかく勉強量がすさまじいです。その勉強量を実現させるのは宅浪という環境に他なりません(もしくは中学1年生ごろから遊ぶ友人を横目に毎日コツコツ勉強に励むのかのどちらかです)。あなたは宅浪を選択したスタート時点では最強受験生の候補者なのです。
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偏差値80を突破し、全国に名を馳せた私の宅浪時代の1日のスケジュール
少しばかり自慢にはなりますが、宅浪を選択する皆さんを勇気づける目的で「宅浪でもここまで成績はあがる」という希望と可能性をお見せしたいと思います。冒頭でもお書きしましたが、私は最初「宅浪」という選択を大反対されました。そこである説得をし、周囲の反対派を納得させました。ぜひ、今まさに絶賛反対され中の方はこの交渉も含めてご参考ください!宅浪を許可してもらう説得方法
結局、反対する人が一番気にすることは「宅浪なんかで成績をあげられるのか!?」ということです。 そこで私はこう反論しました。
親
宅浪で成績を上げられるの?無理でしょ!予備校に行きなさい!とにかく予備校に行けば何とかなるだろう。

私
春から宅浪で3か月間勉強し、もし夏の模試でA判定じゃなければ秋からは予備校に行く。ただ、もしA判定であれば、私の宅浪という選択の正しさを信じて、その後も継続させてほしい!

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夏の模試で東大・京大A判定を取った私のスケジュール
なんと、京大だけでなく、東大などすべての大学でA判定を出すことに成功しました。これで晴れて、1年間という私の宅浪生活が許されることになりました。 ただ、私自身、この成績をとったことは奇跡だと思っていません。その後も同じような成績を取り続けました。 この成績を取れたのは運でも偶然でもなくそれは必然です。なぜなら上記でも述べたように「常に自分を律し、圧倒的な勉強時間を確保した上で、自分にとって最適な勉強計画を実践した」からです。 そんな当時の私の1日のスケジュールをご紹介いたします。1日のスケジュール | ||
時間 | 内容 | 備考 |
05:00 | 起床 | 起きてすぐ京大のパンフレットに目を通しやる気注入。 |
05:30 | 勉強開始 | 朝食は勉強をしながら「ブドウ糖」の摂取のみ。 |
12:00 | 勉強がてら昼食 | 昼食は勉強をしながら補給。 |
19:00 | 勉強がてら夕食 | 夕食は勉強をしながら補給。 |
21:00 | 入浴 | 入浴前に数学の問題を見て、入浴中にその解法を考える。 |
21:30 | 勉強再開 | 机に向かって勉強再開。 |
23:00 | 勉強終了 | 布団に入り、眠りにつくまで頭の中で暗算の練習。 |
1年で6年の差を埋める
この1日のスケジュールを1年間続けました。時間でいうと、「17.5時間×365日=6387.5時間」になります。 少し余談ですが、中高一貫校に通う高3生がさほど無理することなく受験に成功するのは、中1からの貯金があるからだと言われています。例えば、中学1年生から毎日自分なりに3時間の勉強を6年間続けた人は、高3生の終わりごろには「3時間×365日×6年=6570時間」の貯金をしたことになります。1日も休まず6年間3時間の勉強を続ける努力は大したものであり、京大に現役合格するのに十分な努力量であるのは満場一致だと思います。ここで面白いことが分かります…宅浪で1年間死ぬほど勉強をした時間とほぼ等しくなったということです。やはり、上記のスケジュールで1年間過ごした先に京大の合格を得られるのは納得できますね。そしてこの一見不可能に思える勉強量を実現できるのは宅浪という環境以外にあり得ません。ご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください
圧倒的な勉強時間を唯一可能にする宅浪
移動時間、勉強より楽しい友達との会話の時間、この授業に意味あるのかな?ともやもやしながら集中できずにただ板書を眺めている時間など、成績を上げるために必要ではない全てを排除できるのは宅浪だからです。そして予備校では常に周りと比べられる環境でもあります。勿論、そのような環境で成績を伸ばしやすい人もいますが、周囲の余計な声に耳を方を傾ける必要はなく、常に自分のみに向き合うことが出来るのは宅浪ならではです。注意すべき事
このような時間は宅浪生にはないものの、一方で、誰にもスケジュールを管理されないが故に、当初10分や15分で確保していた休憩が、「まーいっか」の連続で、いつのまにか際限のない休憩時間になってしまうことが起こります。その結果、逆説的なお話ですが、有り余る勉強時間を有した宅浪生が、限られた勉強時間を強いられる予備校生よりも最終的な勉強時間が少なくなってしまうのです。 ※上記のスケジュールでは一切休憩時間を取っていません。これは極めて特殊な例だと思っています。なので、ご自身の体調に合わせた適度な休憩は取ってください。休憩を取ったとしても宅浪生が勉強量で他に劣ることはほぼあり得ません。こんな宅浪生はまずい
私はこれまで多くの宅浪生に出会い、彼ら彼女の様子と最終的な合否を見てきました。その経験から危険信号が出ている宅浪生の特徴をお伝えします。もし1つでも該当する方は、今一度、冷静にそして客観的な視点でご自身の正しい在り方を振り返ってみてください。不合格フラグの立っている宅浪生
- 「まだ勉強に本腰を入れる時期じゃない」と余裕をこいている。
- 息抜きと称してバイトをし始める。※金銭的な事情がある場合には仕方ない。
- どうせ時間は十分にあると油断し昼まで寝ている。
- 昼夜逆転の生活をしている。
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最後に
継続は力なり
京大を目指し始めた当初。私は、模試は言うまでもなく高校でも順位を下から数えるほうが明らかに早いような成績でした。しかし努力は裏切りません。上のスケジュールを来る日も来る日も続けた結果、とうとう上から順位を数えるほうが早い成績になりました。
宅浪生からの御相談
これまでに当記事をご覧になられて、執筆者である私にご相談のあったお悩みと、私からの回答をご紹介いたします!同じようなテーマで悩まれている方は是非ご参考にしてみて下さい。 ※白背景が受験生からの質問、緑背景が私からの回答宅浪という選択を親に納得してもらいたい

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宅浪×京大受験の年間計画

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浪人することを機に京大に志望校を変える

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宅浪生からの相談を無料で受け付けます!
当記事をお読みいただいた宅浪生からのご相談を無料で受け付けます!相談先は当記事の執筆者の木村です。 宅浪生は予備校生以上に大きな不安を抱えるものです。そしてそれらの不安を放置していては勉強にも集中できません。従って、何よりも優先して今抱えているご不安を取り除きましょう。宅浪で受験を成功させた先輩に不安をぶつけ、その解決策を聞き出しましょう!ご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください