終わった(オワタ)模試をどのように活かすか
どうも!【英語の勉強法】などを執筆しております、京大(文)4年の木村です。
昨日5月6日、多くの方が『河合塾 第1回全統マーク模試』を受験されたのではないでしょうか?
そして多くの方が自己採点を行い、恐らく間違い直しまで行った(もしくは行なっている)のでないでしょうか?しかしながら、ここで終わってしまっては、中長期的な視点での模試の活用になりません。点数が思うように伸びなかった人が、この作業だけで終わりにしてしまっては、次回以降の模試でも悔しい想いをしてしまうでしょう…
この記事では、次の模試では満足した成績を取りたい!と感じられている方に向けて、それを可能にする為の戦略的な反省方法をお伝え致します。
本当にしなければならない事
まず模試の反省で最も大切な事は
模試の前の日まで実行していた勉強内容を検討して、当初立てていた模試後の計画を修正するということです。
そもそも模試に当たって「目標点」を掲げられたと思います。そして「その目標点を取る為の」計画を立てられたと思います。しかしその目標点を取ることが出来なかった…
「切り替えて次は良い点を取ろう!」
ちょっとおおおおおお!ちょっと待って下さい!
「掲げた目標点」を「その目標を達成する為に立てた計画」を実行して取ることが出来なかった、という事実を簡単に捉えないで下さい。これはヤバイと感じて下さい。
事の問題を整理します。
目標点と計画
目標点
そもそも模試で立てる目標とは何か?
それは、最終的なゴール=合格を視野に入れた上で、今の時期であればこの点数を取っている必要があるという前提のもので立てるものです。ざっくりと目標点数を決めているのであれば、受験自体が適当になっています。まずはここから修正して下さい。
計画
その前提で目標点を立てているとして、次に、その目標点を取る為に計画を立てていきます。この計画は「目標点を取る為」の計画のはずです。目標点と計画の内容になんの相関性もないのであれば、それもまた適当な受験(=負けてしまう受験)です。修正してください。
そして計画の内容を決める際に大事な考え方はいかの通りです。
【良い計画】目標点を前提にして、これをこなせば目標点を取れない訳がない(トップダウン)。
【悪い計画】目標点を前提にして、これをやれば多分取れるであろう(ボトムアップ)。
つまり、上は目標点を取るという目的意識をはっきりと持ち、そこから逆算的に計画を立てています。そして目標点を取る事をmustな出来事と捉えています。合格に近づく考え方です。下は、自分の現状に合わせた計画を立てています。つまり計画と目標が結果的に繋がれば良いという考え方です。受験というものは途中で突然奇跡が起きて合格が近づいてくることなどほとんどありえません。段階を踏んで着実に成績を上げていかなければなりません。つまり毎回の模試で確実に成績を上げていく必要があるのです。そして目標点を取る事をより真剣に考えなければなりません。後者の人の典型例は、今回の模試で目標点をあたかも取っていたかのように、次回の目標点自体も上がってしまっているのです。つまり目標だけが独走状態です。
目標点を取れない
計画について大切な考えをお伝えしました。次は、上の【良い計画】考え方のもとで計画を立てたとして、それでも目標点を取れなかった時のお話をします。
まず【悪い計画】の考えのもとで計画を立てた場合に目標点を取れていないのは当然有り得ます。だって、そもそも目標点を意識していない計画なので、それが正しかったかどうかは蓋を開けてみないと分からないからです。
しかしながら、【良い計画】はそもそも「目標点を取れない訳がない」計画のはずです。しかしながらその計画を実行したのにも関わらず。目標点が取れなかった事は大きな問題です。その原因は2つに分かれます。
(1)計画を実行しなかった。
(2)計画自体を誤って立てていた。
1に関しては、本人の責任です。これはどうすることも出来ませんし、計画自体が間違っていたかの検証すらも出来なくなってしまいます。今すぐに自身を正して下さい。
2に関しては、少し危険です。なぜか。恐らく成績の上げ方に関する捉え方・考え方が少し間違っているのだと思います。「〜をこなせば、〜だけ点数が上がる」というロジックに少し見当違いが生じているはずです。しかしながらそもそも受験生がその感覚を身につけられていること自体がおかしな話です。上から記事を読み、まさにこの箇所で「あ〜自分はこれに当てはまる〜」となっている人は、既に立派な受験生です。あとは少しずれたロジックの軌道修正を行いましょう。
合格する「感覚」
上でお話した「これをこなせば、これだけ点数が上がる」という感覚は「そもそも」論として合格するまで身に付けることが難しい感覚です。つまり私がお勧めすることは、合格者に確認を取る、ということです。聞き方は簡単です。
「これを〜こなせば、点数として〜だけ上げる事が出来ますか?」
この聞き方をして、合格を経験した先輩、先生などに問うてみましょう。ここで大切な事は質問内容に具体性を持たせる事です。抽象的な質問ほど答えにくい質問はありません。また、より年齢の近い先輩に尋ねるのが良いかと思います。というのも、受験自体年々傾向や難易度が変化しており、より自分の世代に近い受験を経験している人に聞く方が新鮮な情報となるからです。
考え方の修正が次回の点数アップに繋がる
目標点を取れないのは、計画に問題があるからです。そしてその計画を立てるときに軸となる感覚・考え方に問題があります。アプローチすべき問題はこの点です。この「点数と計画の間にある」ロジックが正しくなれば、点数を取る為のコツを掴むはずです。ここでいうコツとは、「何をすれば良いか」という事の正解を知るという事です。
今回の模試で目標点を取る事の出来なかった人は、点数と計画の間にある」ロジックを修正しましょう。
B.F.Sを利用する
B.F.S.には、受験に関する「正しい」ロジックを研究し続けている学習コンサルタント(アドバイザー)がいます。あなたの勉強計画が本当に点数を取る為に正しいものなのかという事を彼らに尋ねる事で確かめてみましょう。受験日は刻一刻と迫ってきます。その受験日までに「計画と点数の間にある」感覚を正しく持つ事のできる受験生のみが春に合格を勝ち取る事ができます。
不合格になって「嗚呼。間違っていたのか」となっては手遅れです。そうならないうちに、学習コンサルティングサービスを活用し、ライバルに勝ち、合格を勝ち取りましょう。
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