勉強法

その勉強法で大丈夫?勉強法を考える上で絶対に外せない2つの要素

この記事を書いた人
おっぐ

こんにちは!京大A判のおっぐです。

皆さん、お盆はいかがお過ごしですか〜?優秀な皆さんなら、適度に遊びながらも、少しは勉強してますよね?

ところで、皆さんは自分の勉強法が本当に正しいか考えたことはありますか?勉強法の良し悪しを考えるキッカケって実は意外と少なかったりします。

さらに、勉強法を考える機会があっても、学校によっては論理的でない謎の思想を叩き込まれて、変な基準で勉強法を模索している人もいるかも…(マジであります)。

そこで今回は、自分の勉強法を見直す上で絶対に外せない「2つの要素」について書いていきます。

受験勉強で大切なのはたった2つ!

そもそも、勉強ってなんなのかと言うと、なんらかの目標に向けて自分の能力を高めることに尽きるわけです。能力といえば、学力だけじゃなくて、対人能力や運動能力など様々なものがありますが、受験勉強に限っていえば、学力さえ伸ばせば入試合格という目標を達成できるので、受験勉強は学力を高めることであると言えるでしょう。

受験勉強の勉強法で考えるべきことはたった2つです。それは身につけた学力の量を増やすことと、身につけるのにかかったコストを減らすことです。

身につけた学力の量を増やすこと


これはつまり、解けるようになった問題の数がどれだけ増えたかです。受験生は、どんな問題が出るか分からない大学入試に対応できるよう、なるべく多くの問題を解けるようにならなくてはなりません。その目標に向けて、1日の勉強でどれだけたくさんの問題が解けるようになったか(解くことに近づいたか)を意識すべきです。

例えば、単語を1つ覚えるにしても、英語の試験によく出る単語なのか、滅多に出ない単語なのかによって、覚えることで解けるようになる問題の量が変わってきます。このような細かいことを含めて、よりたくさんの問題が解ける勉強を追求してください。

身につけるのにかかったコストを減らすこと


人間、何をするにもその対価としてコストを払わなければなりません。例えば、解ける問題を増やすためには、参考書や問題集を買う必要がありますが、これは学力に対して「お金」と言うコストが伴うってことです。お金のコストが小さいと、お金をよりたくさんのことに使うことができます。ですのでなるべくお金のコストは減らしたいところです。予備校とYouTubeで成績の伸びが対して変わらないならさっさと予備校をやめるべきなのです。

そして、お金よりももっと重要なコストがあります。それが、時間です。時間は有限であり、ひとたび過ぎ去れば二度と返ってこない尊いものです(今この文章を書きながら、私の二度と戻らない青春時代に思いを馳せて泣きそうになっています)。どうせ同じことを学ぶのであれば、短い時間で学べた方が、空いた時間を他のこと(遊ぶとか恋するとかもっと勉強するとか)に回せて人生をより有意義に送ることができるのです。よって時間のコストも極力減らしたいです。

コストは他にも色々あります。みなさんが勉強する上でどんなコストがあるのか考えて、それをいかに減らせるかを追求してみてください。

よくある謎の教え

さて、受験勉強の勉強法は、「学力をより増やすこと」と「その対価としてのコストをより減らすこと」の2つを目指すべきでした。このことを踏まえて、身の回りでよく言われる次のような言葉について考えていきましょう。

〇〇大に合格するためには1日××時間勉強しろ!

高校時代、「東大行くなら1日10時間勉強しろ」って旨の話を先生から聞きました。東大って受験時代の勉強時間で合否を決めるのですか?んなわけあるか!!

東大に受かるなら、東大入試で点とりゃ良いのです。東大受験生がまず考えるべきことは、どれだけの時間勉強するかではなくて、東大入試の問題をたくさん解ける学力をいかにして身につけるかなのです。

難関大入試は求められる学力が高く、それに伴うコストも大きくなりがちです。ひょっとすると今の勉強法ではどんなに長く勉強しても入試当日に間に合わないかもしれないし、仮に合格できる算段を得られても、貴重な青春時代に他のことをする余裕がなくなるかもしれない…。ですので、みなさんは多くの時間を費やすことを前提として勉強するのではなく、いかに短い時間で必要な学力まで伸ばせるか、つまり勉強の効率をいかに高められるかを考えて欲しいのです。

問題集の全部の問題を最低3回解け!

問題集を◯週しろって言われるのですが、これは必ずしも正しくありません。場合によっては時間の無駄だからです。

問題集を繰り返す理由は、理解が不十分な問題を反復演習することで正解までの道順を頭の中に強く残すことができるからです。つまり、繰り返すべきなのは、理解が不十分な問題だけなのです。ほとんどの問題集は、楽勝な易問から頭を抱えさせる難問まで幅広く揃えています。「問題集を◯周!」って言葉を鵜呑みにして、もはや簡単な問題をわざわざ何度も解くのは時間がもったいないです。その時間を使って今まで解けなかった難問に取り組むべきです。

また、難問ってだけで何度も繰り返すのも最適ではありません。問題集や過去問には、入試に滅多に出ない超難問が含まれることがあります。「仮にその問題が入試に出てそれを正答できると周囲と差がつく」って点でメリットではあるのですが、そもそも出題頻度が激レアレベルであることを踏まえると、もっとありふれた問題で自分が解けない問題に取り組んだ方が良いでしょう。

授業を絶対に聞け!

高校教師のほとんどが言うのですが、授業の内容を既に知っているのならば、その時間を使って「知らないことを知る」方が学力を養う上で効果的です。

高校の授業は、学費はおろか、1日の4分の1くらいの時間を使うなかなかにハイコストな勉強法です。けど、授業時間はどうせ拘束されて授業を受ける以外の選択肢がありませんので、鼻くそほじってぼーっとするのではなく、参考書などを駆使して授業内でどれだけたくさんのことを頭に入れられるかを追求してみてください。

おわりに

今回は、受験勉強の方法を考える上で絶対におさえておいて欲しい2つの重要な要素について述べました。

これは受験勉強のみならず、大学の勉強や、自分の力でお金を稼ぐことになった時などにも十分に役立つ事実です。みなさんもこの記事を参考にして自分の勉強を見直してみてください!

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