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国公立文系学部志望の受験生必見!京大生が振り返る【この時期の1日のスケジュール!】

この記事を書いた人
木村

受験生の皆様、こんにちは!学習アドバイザーの木村です。

11月というのは、受験生にとっては非常に「微妙な」時期であります。
センター試験まで2ヶ月ほど時間があるので、二次試験の対策をすべきなのか、もう本格的にセンター試験対策をすべきなのか…と悩まれている方も多いかと思います。

そこで、今回の記事では、私の受験生時代のちょうどこの時期を振り返り、どのように勉強していたのかについて【1日のスケジュール】をご紹介します!

全ての人に有益な情報であるかは分かりませんが、悩みを抱えている人にとって有益な情報であれば幸いです。

目次(クリックで該当箇所へ移動)

当時の私の状況

これからご紹介する1日のスケジュールは、私の【自宅浪人(宅浪)時代】のものです。従って、現役高校生の方にとっては、同じようなスケジュールにする事は難しいかもしれません。
しかし、ライバルを知るという意味で、時間が十分に確保できる浪人生の実態を知る機会になるかと思います。そして、明日からの勉強をより一層密度の高い勉強にして下さい。
浪人生や宅浪生の方は、恐らく同じだけ時間を確保できるかと思うので、参考にしてみて下さい!

5時30分 起床

私は早起きが非常に苦手です。大学生となった今、しばしば朝の早起きに負けてしまっています。しかしながら、当時はそんな嫌いな早起きも気合いでこなしていました。朝の数時間の睡眠よりも、来春に合格できることの方が、何倍も幸せを感じられると確信していたからです。
起きてすぐに、京都大学(志望大学)のパンフレットに目を通しました。それは、こんなに辛い早起きをしている意味を再確認する為です。パンフレットに目を通すと、「よし今日も京大に向けてやってやるぞ!」という想いが湧き上がり、エナジードリンク以上の目覚めが期待出来ました。歯を磨き顔を洗えば、戦いの場=勉強机に移動です。

6時00分 勉強開始 【日本史】

朝食は日本史の勉強をしながら、薬局で購入できる【ブドウ糖】を摂っていました。食後は睡魔に襲われるので、基本的には必要最低限の量で抑えました。ただ、運動をせずに糖質ばかり摂っていたので、ぶくぶく体重が増えていきましたが。笑
日本史を1日の始めに持ってきた理由は、1番好きな教科だったからです(センター試験は満点!)。辛い辛い1日の勉強も、好きなものから始めてやる気を起こすという作戦です。
※日本史の勉強法についてはこちらの記事を参考にして下さい。『センター日本史の満点の取り方!

日本史の勉強内容は以下の通りです。
  • 一問一答 60分
  • 論述対策 60分
  • 年号暗記 15分
  • 文化史対策 15分
    計2時間半

京大文学部では、日本史の配点が高いので、勉強時間も2.5時間確保していました。また、難易度の高い論述が高い配点で出題されるので、その対策は十分に取りました。また論述対策の中で通史の勉強が出来ていたので、教科書を読む時間は特別には取っていませんでした。日本史に関しては、センター試験も京大も、問題自体はシンプルなので、インプットを重要視し、この時期は問題演習は特にしていませんでした

8時30分 【数学】

次は数学です。朝は特に頭が働かないので、より左脳を使う数学を午前中に持って来て、【朝から脳みそを使える】癖付けを行っていました

勉強内容は以下の通りです。
  • 1Aの二次試験対策 90分 → 使用テキスト『1対1の数学』
  • 2Bの二次試験対策 90分 → 上と同じ
    計3時間

この時期はセンター試験まで2ヶ月ほどあったので、依然として二次試験対策です。センター数学が苦手な私は、12月からほぼ完全にセンター試験の過去問に切り替えました。

11時30分【英語】

次は英語です。京大文学部は合計点の約半分が英語で占められているので、特に英語は十分な時間を確保して対策を取っていました。十分な時間を確保しなければならない別の理由は、英語は多面的な能力を問われるからです。そのそれぞれに対策する為には、必然的に十分な時間を確保せざるを得なかったのです。

勉強内容は以下の通りです。
  • 単語学習 30分 『システム英単語』
  • 英作文対策 60分
  • 和訳対策 30分
  • 長文対策 180分

計5時間

基礎的な文法に関しては学習済みであったので、あえて文法の学習時間は確保していませんでした。構文の対策は、和訳対策の問題演習の中で足りていない部分を補強するようにしていました。
単語学習では、5日で単語帳を1周するペースで行っていました。そして、大学受験英語では特に【長文読解能力】が重要視されていたので、かなりの量の英文を1日で読み進めました。
またこれも日本史と同じく、センター試験・京大ともに英語は問題自体に癖がなく、しっかりとした英語力さえ付けば、1ヶ月の過去問演習でも十分と考えていたので、特に過去問演習にはこだわっていませんでした
勿論、長文演習の題材としてセンター試験の過去問や京大の過去問を用いることもありましたが、特に問題へのこだわりはなく、様々な大学の過去問や問題集をこなしていました。
また昼食に関しては、エネルギー源となる炭水化物を単語学習などと並行して摂取していました。どうしても眠気がある時は、エナジードリンクを飲んでいました。糖質も多く入っているので一石二鳥です。

16時30分【現代文】

次は現代文です。時間がない受験生は現代文の勉強を蔑ろにしがちですが、きちんとした考え方と方法で対策を行えば、時間の無駄にはなりません。私の考えですが、現代文においては「問題演習をどれだけするか」ではなく、「どのように問題演習をするか」の方が大事です。現代文についての記事も書いていますので、ぜひ参考にしてください。(※現代文についての記事はコチラ『偏差値80の京大生が教える『センター現代文9割突破の必勝法』ー設問へのアプローチ法 編ー』)

勉強内容は以下の通りです。
  • 二次試験の問題演習 90分

基本的には40分で解き、50分で解説を読んで、自分の問題の解き方が正しかったのかを確認していました。一番してはいけないことは、【その場その場で異なる解き方で解き、ただただ丸付けをして解説を読む】ことです。そうではなくて、【唯一の解き方を、どのような問題でも常に実践して、答え合わせの中で、その解き方にブレがなかったと、解き方に修正を加える点がないのかを確認する】ことです。そして、国語の勉強では、解き終わった後の、見直し作業の時間を多めに確保し、丁寧に行うことが大事です。

センター試験の過去問演習は、センター試験の1ヶ月前から始めました。ちなみに、方法論の確立するための学習は、4月〜10月の6ヶ月の間で行いました。この期間は問題演習よりも、方法論を理解し、インプットすることを重点的に行いました。

18時00分【古文】

次は古文です。古文もある意味で英語と同じで、知識をインプットして、しっかりとアウトプットする練習が必要です。

勉強内容は以下の通りです。
  • 単語学習 30分
  • 問題演習 60分

計1.5時間

基礎的な文法事項の暗記は終えていたので、その確認作業と新たな知識のインプットは、問題演習を通じて行っていました。
古文に関しては、センター試験の問題が非常に難しく、二次試験と比較しても遜色ないと感じていたので、京大の過去問、センター試験の過去問、難易度の高い問題集の3つを1日おきにこなしていました。現代文とは違い、読めたが解けないということはあまりないので(※読めたのに解けなかったとたまに聞くが、そんなことは古文ではない。実は読めていないことがほとんど)、間違い直しでの知識の整理を重要視していました。

古文がそれほど得意ではなかったので、私の場合は十分な時間を確保して対策をしていました。

19時30分【地理】

次は地理です。1日も終盤に差し掛かり、お腹も減り集中力も途切れかけるこの時間帯に、自分の好きな教科の学習をしていました。地理は、日本史と違いアウトプットが大切です。4月〜9月くらいまで集中的にインプットを行い、秋以降は専らアウトプットの練習=センター試験演習を行っていました。

勉強内容は以下の通りです。
  • センター試験過去問演習 90分

地理は特に間違い直しに時間がかかるので、90分の中で無理に1年分解くのではなく、丁寧に1題ずつ演習と直しを行っていました。基本的に時間が足りないことはほとんどなかったので、1年分を60分で解き切る訓練は必要ないと考えていました。ただし、地理の場合はあまり古い年代のものは、演習題材に向かないので、予備校が出すセンター演習用の問題集を適時購入していました。

また夕食も、時間に追われないこの地理の時間に並行して取っていました。

20時30分【生物】

私が受験生当時は、今とは違って基礎科目が2つではなく、理科が1教科でした。
生物Ⅰに関しては、知識力と論理力を試す問題が半分ずつ位であったので、対策も半分ずつ取っていました。

勉強内容は以下の通りです。
  • 知識のインプット 45分
  • 問題演習 45分

計90分

22時00分【漢文】

1日の最後は漢文です。総得点に占める配点も非常に低く、対策へのやる気もあまり湧かない教科だったので、「今日もこれで終わりだー!」と感じられる最後に持ってきました

勉強内容は以下の通りです。

・知識のインプット 30分

配点が低いゆえに、対策を怠りがちですが、知識のインプットだけはこまめに行っていました。問題演習自体はセンター試験の1ヶ月前から開始していました。

22時30分 勉強終了

長い長い1日もようやく終わりました。今考えると、ゾッとするくらい勉強していますが、当時は気がつけばこんな時間になっていました。休憩自体もほとんど行っていませんでした。ある意味で、好きな教科の勉強をしている時間が息抜きの時間のように感じていました。しかし、そう感じられない人も多くいると思います。休憩なしでぶっ通しでやる事は体力や精神面でもしんどいと思います。従って、こまめに休憩を確保して下さい。ただし、サボるための休憩ではなく、勉強のための休憩となることを忘れない下さい!

実際、4月から毎日このようなスケジュールで勉強していたので、受験本番では自分に自信がかなりありました。自分はこんだけやっただ。席の周りにいる人よりも確実にやってきた。故に「勝てる!」そう思えました。

受験本番であなたを救うのは、あなたが辿ってきた軌跡です。

まとめ

以上が私が受験生であった時の、11月の1日のスケジュールです。二次試験とセンター試験の過去問演習との両立も難しく、何が正解で何が間違っているかも分からず、不安になっている方も多いかと思います。しかしながら唯一の正解はありません。あなたにあった最適なスケジュールを作ってください。

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