大学

高校生は知らない大学の世界をお見せします!

この記事を書いた人
おっぐ

こんにちは!みなさんお元気でしょうか?
国公立大学前期試験の合格発表があらかた終わりました。
合格を勝ち取り進学先を確定させた方はおめでとうございます!
残念ながら不合格だった方も、まだまだチャンスがあるのでヘコまずガンバです!

さて、今回の合否に関わらず、多くの人が近いうちに大学を通うことになります。
そこで、今日は高校生が知らないような大学生活の色々について徹底的に扱って、大学生活の予習になるような記事を書きたいと思います!

高2までのあなたも、受験勉強の動機づけにどうぞ〜

大学と高校の違い!

大学は「学校」という括りですが、高校とは根本のスタイルが違います!

時間割を自ら作る

高校までだったら、学年の初めに勝手に時間割が公開されて、それに沿って授業をしますが、大学では「時間割」を自分でつくります。

というのも、大学の卒業ルールは「授業の単位を◯個取れ!」ってタイプのものだからです。「単位」というものは、授業の成績が一定以上だともらえる「証」みたいなものです。単位は、試験などで良い点を取らないと容赦無く落とされる点が高校以上に鬼畜です。大学生活は単位集めと隣合わせでもあります。

さて、大学では「このカテゴリの授業の単位を○個とれ!」という形で卒業条件を提示します。これは逆に言えば、カテゴリさえ合っていれば好きな授業を取れるわけですね。よって、自分で好きな授業を選んで好きな時間割を作れるのが大学の醍醐味でもあります。

表現力が突然問われる

高校までは、とりあえず座っておけばやり過ごせましたが、大学に入ると、「プレゼン」という名の下に大勢の前で発表をやったり、「レポート」という名の作文をやたらと書かされます(レポートに至っては週1以上の頻度で登場することすらあります)。

よって、インプット能力のみじゃとても太刀打ちできず、知識や意見のアウトプット能力も求められます。しかも、これらのアウトプットのコツについて大学は全然教えてくれません(本当ひどいと思います)ので、高校で勉強しかしてこなかった人がつまずくポイントでもあります。

なにより自由

高校生の皆さんがイメージしている通り、大学は「超」自由です。

卒業するには単位こそ集めなければなりませんが、逆に言えば単位さえ集められれば何をしても構いません。

たとえ髪の毛をピンクに染めようが、新しく会社を立ち上げようが、サークルの部室で徹夜で麻雀しようが、授業にサボって家に引きこもってようが…え?嘘だって?本当なんです。

大学には「校則」がないので、校則に拘束される(面白ギャク)ことがありません。ただし、代わりに社会のルール、つまり法律の影響をモロに受けることになるので、その辺りに気をつける必要があります(面倒な行政手続きの機会が増えますし、交通違反で警察に捕まる人もとても多いです)。

時間が有り余っている

大学生、特に1,2年生くらいまでの学生は本当に時間があります。忙しいと言われる理系の筆者ですら、楽だと断言できます(医歯薬系や化学系は大変らしいですけど…)

というのも、先ほど時間割を自分で作ると言いましたが、時間割は必ずしも全部埋まりません(全部埋める猛者もいます)。そして、時間割が空白の時間帯は何をしていても構いません(たとえ大学にいなくてもOK)。つまり、高校生と比べて学校にいなければならない時間がシンプルに少ないのですね。

さらに、大学生は「夏休み」と「春休み」がやたらと長いです。多くの場合、夏休みは、8月上旬〜9月下旬までの2ヶ月間、春休みも、2月上旬〜4月上旬までの2ヶ月間あります。休み期間に宿題とかも課されないので、「本当に」自由な数ヶ月間を送ることができます。

自己管理できないと死ぬ

こうした自由の裏返しですが、全ての行動が自己責任になります。例えば、時間割を自分で作りますが、時間割の登録を期限内に行わなければ、容赦無く「登録授業なし」として扱われその学期が吹き飛びます(一発で留年の危機です)。これらの期限は事前にアナウンスこそありますが、逐一言ってくれるほど優しくない点を肝に銘じなければやっていけません。

大学は、高校までと違って、あらゆる手続きが自分にふりかかります。そして、そんな手続きを怠った時に残酷な結果が待っていること、そしてそれらの責任が自分に降りかかることに注意しなければなりません。

こんな幻想を抱いてませんか?

さて、以上のお話から、大学が超自由であることと、それの裏返しとして自己管理が求められることを説明しました。

次は、高校生(特に受験生)が抱きがちな勘違いについて一蹴していきましょう。

大学入ると勝手に恋人ができる

勝手にできません(きっぱり)。

実は、大学に入って恋愛生活をエンジョイしているものの多くが、高校時代も似たような生活をしていた人、またはそんな素質があったけど偶然機会に恵まれなかった人である点がミソです。

大学は、個人の能力をより活かせる土壌が出来上がっている場所でこそありますが、能力が無くかつ能力を身に付けようと努力しない人に対しては空虚で冷酷な場所です。特に、いわゆるコミュ力の低い人は、自ら努力をしない限り、勝手に状況が好転することなんてありませんから、目標に向かって精一杯努力してください(逆に言えば、努力が報われやすい環境であります)

大学入ると勝手に卒業できる

勝手にできないんだよなぁこれが。

高校までは、よほどのアホか不登校だった人くらいしか留年することはありませんが、大学では留年は割とよくあることです。私の周りでも両手で数えられるか怪しい程度には留年の例を聞いています。

大学は簡単に言ってしまえば、授業を受けて単位を集めておいたらそのうち卒業できる空間なのですが、なぜか途中でサボり癖がついてしまい、単位を手に入れられなくなる人が現れます。そんな人はいつしか留年の危機に陥るものです。

しかし、高校生の時の生活習慣を保てさえいれば、間違いなく卒業できますので、大学に入った後も真面目に勉強してください!!(これが一番難しかったりするのですが…)

良い大学へ行くと良いところへ就職できる

これは半分正解で半分間違いなことですね。

まず、大学の入学難度によって企業のアプローチの仕方が異なります。例えば、秀才揃いの大学だと、巷で「一流」と呼ばれる大企業が自ら大学へ足を運んで説明会や懇親会(会社が奢ってくれるディナー会)を開いてくれたりしますし、「推薦」という名の特別ルートを用意してくれたりもします。よって、「良い大学へ行くと良いところへ就職しやすく」はなります。

しかし、そのような大学にいる人がみんな良い企業へ行ける訳ではありません。企業は、新入社員を選考する中で、結局のところ個人の能力や性格などをめちゃくちゃ見てきます。学歴は良いけど、コミュニケーション取るの難しそうだな…みたいな人は当たり前のように落としてきます。学歴があると企業に近づきやすいですが、最後は自分自身の能力の問題になるので、大学の肩書きに甘えず自分磨きに励む必要があるわけです。

今のうちに意識した方が良いこと

大学の4年間は高校生活よりも長いですが、なんだかんだ言って一瞬です!そこで、大学生活を有意義に過ごすために是非ともこれから意識して欲しいことを紹介します。

自分から行動しよう!

大学生活は、自分で動かないと本当に何も得られません!!多分、受け身の態度で生きていると、友達・サークル活動・アルバイトなどなど、どれも手に入らないでしょう(これは本当)。

そこで、高校生の間から、「自分で動いてみる」ことに慣れるのをオススメします。友達と遠くへ旅行してみるのもよし、なんかのイベントに参加してみるのもよし、文化祭の有志企画に応募するのもよし、とにかく能動的な姿勢で生きることができれば大学生活が充実したものになります!

アウトプット力(表現力など)を鍛えよう!

大学は、プレゼン能力や記述力をやたらと求めてくるクセに、その肝を教えてくれません。たぶん、大学は「こんなことくらい高校でやってるだろ」と思っているけど、実は高校でもやらない現状がこのような悲劇を生んでいるのでしょう。

アウトプット能力の欠如を学校のせいにしたところで自分が恵まれることはないので、さっさと鍛えましょう。アウトプット能力の鍛え方は簡単で、表現力のコツみたいなものをまとめた本orサイトを見て現状の課題を炙り出して、普段の会話やちょっとした記述の機会で、これらを実践することを繰り返せば自ずと良い感じになります。

アウトプット力を鍛えると、本当に周りの学生と差をつけられるのでオススメです。

対人能力に磨きをかけよう!

大学生以降の人生(社会人とかも)は、人と繋がれるかどうかでイージー度合いが驚くべきほど変わります。大学生の例でいうと、「楽な講義の情報」「授業の過去問(大学の授業は試験問題が使い回されがち)」「ゼミ・研究室の選び方」などの、大学生活の難易度に大きく関わる情報が、ほとんどの場合人づてで回ってきます。つまり、人脈がない人は、人脈がある人と比べて情報量において圧倒的に不利になるわけです。

高校までは、ぶっちゃけ他の人としゃべらなくても全然生きていけましたが、大学以降だとさすがにキツくなってきます(就職活動の時とか致命的です)。よって、他の人と普通に喋ることができるくらいの対人能力・コミュニケーション能力を早い段階から意識しておきましょう。

おわりに

今回は、高校生の立場だと想像がつかないような大学生の世界について、そのほんの一部をお見せしました。

ところで、B.F.S.のスタッフは全員大学生なので、大学のことについてはすごく詳しいです笑

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