16時30分【現代文】
次は現代文です。時間がない受験生は現代文の勉強を蔑ろにしがちですが、きちんとした考え方と方法で対策を行えば、時間の無駄にはなりません。私の考えですが、現代文においては「問題演習をどれだけするか」ではなく、「どのように問題演習をするか」の方が大事です。現代文についての記事も書いていますので、ぜひ参考にしてください。(※現代文についての記事はコチラ『偏差値80の京大生が教える『センター現代文9割突破の必勝法』ー設問へのアプローチ法 編ー』)
- 二次試験の問題演習 90分
基本的には40分で解き、50分で解説を読んで、自分の問題の解き方が正しかったのかを確認していました。一番してはいけないことは、【その場その場で異なる解き方で解き、ただただ丸付けをして解説を読む】ことです。そうではなくて、【唯一の解き方を、どのような問題でも常に実践して、答え合わせの中で、その解き方にブレがなかったと、解き方に修正を加える点がないのかを確認する】ことです。そして、国語の勉強では、解き終わった後の、見直し作業の時間を多めに確保し、丁寧に行うことが大事です。
センター試験の過去問演習は、センター試験の1ヶ月前から始めました。ちなみに、方法論の確立するための学習は、4月〜10月の6ヶ月の間で行いました。この期間は問題演習よりも、方法論を理解し、インプットすることを重点的に行いました。
18時00分【古文】
次は古文です。古文もある意味で英語と同じで、知識をインプットして、しっかりとアウトプットする練習が必要です。
- 単語学習 30分
- 問題演習 60分
計1.5時間
基礎的な文法事項の暗記は終えていたので、その確認作業と新たな知識のインプットは、問題演習を通じて行っていました。
古文に関しては、センター試験の問題が非常に難しく、二次試験と比較しても遜色ないと感じていたので、京大の過去問、センター試験の過去問、難易度の高い問題集の3つを1日おきにこなしていました。現代文とは違い、読めたが解けないということはあまりないので(※読めたのに解けなかったとたまに聞くが、そんなことは古文ではない。実は読めていないことがほとんど)、間違い直しでの知識の整理を重要視していました。
古文がそれほど得意ではなかったので、私の場合は十分な時間を確保して対策をしていました。
19時30分【地理】
次は地理です。1日も終盤に差し掛かり、お腹も減り集中力も途切れかけるこの時間帯に、自分の好きな教科の学習をしていました。地理は、日本史と違いアウトプットが大切です。4月〜9月くらいまで集中的にインプットを行い、秋以降は専らアウトプットの練習=センター試験演習を行っていました。
- センター試験過去問演習 90分
地理は特に間違い直しに時間がかかるので、90分の中で無理に1年分解くのではなく、丁寧に1題ずつ演習と直しを行っていました。基本的に時間が足りないことはほとんどなかったので、1年分を60分で解き切る訓練は必要ないと考えていました。ただし、地理の場合はあまり古い年代のものは、演習題材に向かないので、予備校が出すセンター演習用の問題集を適時購入していました。
また夕食も、時間に追われないこの地理の時間に並行して取っていました。
20時30分【生物】
私が受験生当時は、今とは違って基礎科目が2つではなく、理科が1教科でした。
生物Ⅰに関しては、知識力と論理力を試す問題が半分ずつ位であったので、対策も半分ずつ取っていました。
- 知識のインプット 45分
- 問題演習 45分
計90分
22時00分【漢文】
1日の最後は漢文です。総得点に占める配点も非常に低く、対策へのやる気もあまり湧かない教科だったので、「今日もこれで終わりだー!」と感じられる最後に持ってきました。
・知識のインプット 30分
配点が低いゆえに、対策を怠りがちですが、知識のインプットだけはこまめに行っていました。問題演習自体はセンター試験の1ヶ月前から開始していました。
22時30分 勉強終了
長い長い1日もようやく終わりました。今考えると、ゾッとするくらい勉強していますが、当時は気がつけばこんな時間になっていました。休憩自体もほとんど行っていませんでした。ある意味で、好きな教科の勉強をしている時間が息抜きの時間のように感じていました。しかし、そう感じられない人も多くいると思います。休憩なしでぶっ通しでやる事は体力や精神面でもしんどいと思います。従って、こまめに休憩を確保して下さい。ただし、サボるための休憩ではなく、勉強のための休憩となることを忘れない下さい!
実際、4月から毎日このようなスケジュールで勉強していたので、受験本番では自分に自信がかなりありました。自分はこんだけやっただ。席の周りにいる人よりも確実にやってきた。故に「勝てる!」そう思えました。
受験本番であなたを救うのは、あなたが辿ってきた軌跡です。
まとめ
以上が私が受験生であった時の、11月の1日のスケジュールです。二次試験とセンター試験の過去問演習との両立も難しく、何が正解で何が間違っているかも分からず、不安になっている方も多いかと思います。しかしながら唯一の正解はありません。あなたにあった最適なスケジュールを作ってください。
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