メンタリストの教え 受験全般 高3生・浪人生向け

偏差値80の京大生が教える「受験本番で実力を出し損ねない為の意識がけ」

この記事を書いた人
木村

皆さん、こんにちは!京大4回生・学習アドバイザーの木村です。
今回の記事では、本番で「しくじらない為の」記事となっています。これまでやってきた努力を水の泡にしたくない方は、是非参考にしてください🙇🏻‍♂️

目次(クリックで該当箇所へ移動)

不合格の可能性を高める2つの場面

受験には2つのプロセスしかありません。受験生が不合格と合格のどちらの結果を出すかは、この2つのプロセスのどちらかが原因になります。

準備期間と本番

その2つのプロセスとは、受験当日までの受験生の受験勉強の期間と、受験当日の2つです。受験生が不合格になる理由はこのどちらかにおける失敗にあるのです。

1つ目は、準備不足。つまり、志望大学が求める学力を、試験当日までに養成できなかったことが理由で不合格になります。多くの方の不合格は、こちらの場合に当てはまります。
2つ目は、志望大学に求められている学力自体はあるのにも関わらず、本番でテンパってしまったりなどして、実力を発揮できなくて不合格になってしまうというものです。模試では常に良い成績を取っていたのにも関わらず、不合格になってしまう人は、こちらの場合に当てはまります。

実力以上のことは発揮できない

受験生が理解しなければならないことは、実力以上の力は発揮できない、ということです。残念ながら、受験で奇跡は起きないのです。知らないこと、勉強しなかったことを、なぜか知っている、分かっているということは、現実世界ではあり得ません。勉強したこと、覚えたことしか試験で出来ないのが受験です。

実力を出し切る

だからこそ、実力を出し切ることが大事なのです。たとえ実力を出し切っても、努力不足によって求められる学力を要請できなかった人は、残念ながら諦めるしかありません。しかしながら、実力を出し切ることさえ出来れば、合格に手が届くという人は、どうにかして実力を出し切りましょう!今回の記事では、その【実力を出し切る方法】についてお話ししていきます。

実力を出し切る為には

実力を出し切る方法は1つ!【自分の実力を正しく把握する】これに尽きます。

パニックになる理由

さて、試験本番で1番望ましいことは?それは、「常に落ち着いて回答する」ことです。では反対に、1番望ましくない状況は?それは、「パニックになる、動揺する、焦る」といったことです。

ではなぜ、人は試験中に「パニック、焦り、動揺」を感じてしまうのでしょうか?それは簡単です。解けない問題に出会うからです。

解けない問題の種類

しかしながら、例えば、これまでどんな天才にも解決されていないような問題があるとします。あなたは、この問題を解こうとします。しかし解くことが出来ない。さて、この時あなたは、パニックに陥るでしょうか?おそらく、ほとんどの方がそうならないはずです。それはなぜでしょうか?

なぜなら、そもそも解く前から、『自分には解けないだろう』と心構えが出来ているからです。イチロー選手に野球の技術力で負けたとしても、あなたが落ち込まない理由は、そもそも勝てると思っていないからです。受験でも、この人間の心理作用を利用しましょう。

実力を把握するとは?

つまり、あなたが試験中に解けない問題に出会った時に、パニックになってしまう理由は、『全ての問題を解ける。満点を取れる』と深層部分で思ってしまっているからです。センター試験で満点を取ることは簡単ではありません。仮に全教科、満点を取れるのであれば、おそらく東大医学部でさえ、センター試験の得点においては1位を狙えるはずです。

自分の実力を把握するとは、倒せる敵と倒せない敵、解ける問題と解けない問題があることを、きちんと理解するということです。そもそも、解けない問題が出てくることは想定内であると心構えをしておくことで、「えっ!解けへん!どうしよう!やばい!落ちる!」と焦らなくても済みます。自分の実力を把握することこそ、試験本番で焦ることなく、自分の実力を出し切ることに繋がるのです。

偏差値80の京大生の試験本番の体験談

試験本番では、心に余裕があることが非常に大事です。私は、京都大学の不合格も経験しました。不合格であった年の試験本番と、合格した年の試験本番とでの、私の中での違いは、明らかに心の余裕の大きさでした。

不合格であった年は、本当に気持ちに余裕がありませんでした。勿論、どちらの年も緊張はしました。しかしながら、落ちた年には心の余裕がなく、ほとんど全ての教科の試験で、焦りを感じていました。一方で、受かった年の受験は、試験中に深呼吸をしつつ、窓の外の生駒山を見る心の余裕さえありました。

試験本番は、どうか落ち着いてください。何も出来なかったとしても、命を奪われたりすることはないのですから。命ある限り、あなたの挑戦権が無くなることはありません。

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