受験生、保護者の皆様
いつも受験記事をご覧いただき誠にありがとうございます!今回の記事では、私が受験生時代に英語の偏差値を80まで上げた勉強法の1つでもある「例文暗記勉強法」についてご紹介します!英作文の勉強で悩まれている方は是非とも当記事をご参考にしてください。
こんな記事もおすすめ!
例文暗記勉強法とは
まず、例文暗記勉強法ってなんぞや?
というお話ですが、これは字の通り、英語の例文を無我夢中で覚えるというものです。 ある日本語の例文に対応する英訳文を丸暗記するという勉強です。理想をいえば、暗記する例文の文法的理解や構造的理解もある上で暗記できていれば十二分ですが、最低限として日本語の対訳としての英訳文を即座に引っ張ってこれる勉強をしましょう。
例文暗記勉強法の目的
そもそもなぜ英作文の勉強に例文暗記が必要となるのでしょうか。それは受験生が間違いないと確信をもって作成した英文にはしばしば入試英語的にNGであることが多いからです。その最たる事案に「コロケーション」という考えがあります。
コロケーションとは
collocation(コロケーション)とは、よく一緒に使われる単語の組み合わせのことで、「語と語の繋がり」や「連語」と和訳されています。ネイティブスピーカー達は、こういったよく一緒に使われる単語の組み合わせを読んだり聞いたりすると、とてもナチュラルに感じます。一方、文法的には間違っていないはずの単語の組み合わせでも、あまり一緒に使われない組み合わせだと違和感があります。(アメリカのESLで教えているcollocation(コロケーション)を用いた、単語学習方法から引用)
つまり、ネイティブ話者が感覚的に理解している単語と単語の組合せがあるのです。この感覚を受験生が限られた時間の中で身に着けることは到底不可能です。従って、英語の例文集でまとめられた文法的にミスのない英文を暗記することでコロケーションミスを防ぐことが出来ます。
例文暗記で得られる効果
上述の通り、暗記した例文は(使用した教材内容に誤りがない限り)文法的に間違いのない文章となっています。つまり入試の場でも心配なく答案で使用していただけます。従って、覚えている例文は多ければ多いほど、入試で活用できる例文も増えてくるわけです。そうなれば、減点される頻度も可能性も自ずと下がるというわけです。
副次的な効果
添削者はあくまでも感情を兼ね備えた人間です。つまり、答案のある一部の表現から良い印象を持ってもらえば、全体的な採点においてもその印象による採点がなされることを期待できます。明らかに受験生が即興で作成した英文ではなく、文句のつけようのない表現が一部でも垣間見ることができれば、「おっ!この受験生やるな~」という印象を与えられるのです。これは人間の真理です。
おすすめの参考書
さて例文暗記の必要性を理解したところで、私が使用したテキストをご紹介します。
新・基本英文700選
この参考書には、700もの基本例文が載っています。実際、この全ての例文を覚えることは、暗記作業が苦手な人にとっては、少々辛いかもしれません。ただ、ここに載っている例文をほぼ全て覚えることができれば、入試英作文の「例文暗記」対策においてはほぼ問題ないと言えます。
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
こちらの参考書はあのドラゴン桜のモデルといわれている?竹岡先生執筆の例文書です。例文数もそれほど多くなく、暗記が苦手な方にはお勧めです。
対策時期・期間
この例文暗記の学習は、試験当日まで続けて下さい。暗記系の学習なので、時間をかければかけるほどその効果を期待できるからです。暗記が得意な人は出来る限り多くの例文を暗記するようにし、また得意でない人は予め決めた分量の例文を試験日までに確実に覚えるようにしましょう。
まとめ
実際、宅浪時代の私は、高校生でいうところの英語の教師といった第三者に添削してもらえる環境ではなかったため、ライバル=添削してもらえる環境の人たちに比べて、少し英作文の勉強においては不利であったように思いました。ただ、この暗記勉強法のおかげで、結果として「正しく使える英語の数」において、他の受験生よりも多くのストックを有したのではないでしょうか。
実際、京大模試の英作文の大問では、ほぼノーミスで戦えていました!(入試本番は結果が返ってこないのでどうか分かりません。)英作文の勉強方法に悩まれている方は是非とも上記の内容を参考にして頂き、1つでも多くの例文を覚えてみて下さい!
英語の勉強法についてはこちらの記事を参考
「京大冠模試」で冊子掲載した京大生が伝授する、上位1%の実力身に着ける英語の勉強法
英語の学習サポート
受験指導のB.F.S.では、家庭教師、添削指導、学習コンサルティングにより受験生のサポートをしております。ご興味をお持ちの方は是非ともお問い合わせいただければ幸いです。