
筆者の紹介
高校生活では受験勉強はほとんどせず、高い目標である京都大学の受験を開始する。いうまでもなく現役時代はあえなく撃沈。しかしその後、最強の選択でありながら、受験生を誘惑で堕落させると名高い宅浪受験を開始。そこでは高いモチベーションを維持し見事京都大学への受験戦争に勝ち残る。当時、筆者のモチベーションを高く保ったその極意を伝授する。目次(クリックで該当箇所へ移動)
やる気が起きないってどういう状況?

- 憂鬱や不安な気分に襲われて、勉強どころじゃなくなる。
- 勉強に集中できず、漫画やゲームなど勉強以外の娯楽に気を取られる。
- とにかく眠たくて集中できない
- もはや受験なんて意味ないんじゃないかと考えるようになる。
憂鬱な気分に襲われて、勉強どころじゃなくなる。

解決策
こんな時は、1日~1週間という期間、一度勉強とは全く無縁の息抜きをしてください。とにかく寝ることでもいいですし、映画を見に行くことでもいいです。漫画でもゲームでもいいです。ある意味、自分自身の精神が、頑張りすぎる自分に対して「そろそろ休憩を取ろう」というSOSを発しているのだと思います。 受験は1分1秒を争う戦いであり、何も学ばない時間をとることは一見リスキーなことです。しかしながら、憂鬱な気分で勉強に着手していても、生産性は非常に下がります。むしろ、この症状が返って長引く恐れもあります。それを考えると、一時的なリラックスは、少し長い目で見れば非常に効率的なことかもしれません。筆者の体験談
筆者自身、宅浪時代に2回(2日)だけとんでもない憂鬱な気分に襲われたことがあります。とにかく勉強以外の時間を取らないで有名であった筆者ですら、その時は本当に苦しく勉強に手が付きませんでした。なぜか涙が出てきて、大好きなはずの教科すら自分を苦しめるものに見えました。その時、私は思い切って布団に入ることにしました。普段、夜中まで勉強し早朝から再開していた生活だったので、すこし罪悪感も感じましたが、もしかすると睡眠不足等も起因して精神的な負担が溜まっていたのかもしれません。1日中睡眠を取ったことで、心も体もリセットされた気がして、翌日に憂鬱な気分を持ち越さずに済みました。結果、また生産性の高い毎日を過ごすことが出来たので、1日を無駄にしてしまいましたが、一方で何十日分の生産性を上げられたと思います。勉強に集中できず、漫画やゲームなど勉強以外の娯楽に気を取られる。

大前提
受験生が養うべきスキルに「1~2時間の間は、集中力を最大に維持する能力」があります。なぜなら、入試には試験時間があるからです。仮に、試験時間のない入試に挑まれる方であれば、こんな能力は必要ございません。しかし残念ながら、日本の入試にはすべからく試験時間が設けられています。要は、この1~2時間の間、勉強に集中できる能力がない人は、試験時間をまともに戦うこともできず、試験時間を通してグッと集中できる人に勝てるわけがありません。一定の譲歩
しかしながら、娯楽に気を取られる人から、その娯楽を一切奪い、勉強だけに集中させることは至難の業です。これまで多くの受験生を見てきましたが、だめだと理解して徹底して辞めた受験生は見たことがありません。恐らく、彼ら彼女にとっては入試を突破するより難しいです(皮肉)。ただ、一切の欲を排除する困難に打ち勝つ人ほど、高いレベルの入試を突破できることは間違いない事実です。できるのであれば、娯楽はできる限り排除して、勉強に多くの時間を費やしてください。解決策
ここでは、もはや勉強以外の娯楽を辞めることができない人にむけて解決策を提示します。 ずばり、先ほど述べた「娯楽は気にせずに手中する1~2時間」を軸として”娯楽も含めた”計画を立てましょう!具体的には「2時間勉強すれば10分漫画を読んでいい」といった計画を立ててください。娯楽を我慢の対象とするのではなく、ご褒美と捉えてください。このルールを設けて、守ってください。守れるのであれば、思う存分ゲームをしてください。逆を言うと、漫画を1時間読みたいのであれば、12時間勉強してください。 このルールすら守れない人は、厳しい言い方ですがほぼ間違いなく受験に失敗します。なぜならこれはあくまでも最終手段だからです。 朗報ですが、私の京大生の友人にも、漫画と勉強を両立させた猛者がいました。しかしながら、これは数少ない事例であり、このスタイルを肯定するには不十分なサンプル数であることはご認識ください。とにかく眠たくて集中できない

解決策
眠気は、自分のやる気やモチベーションとは関係なく襲ってきます。これは生理現象です。なので、うまく付き合うことが大事です。結局、最も眠たくないのは、寝て起きた後です(長時間の睡眠直後はもちろん眠たいですが)。(軽く)寝てリセットした後が、眠気と距離をおけます。つまり、眠たいときは1度寝てしまって、体と脳と眠気をリセットしてしまうのが良いです。注意点
眠たい目をこすりながら、まともに字も読めなく、だらだらと非効率な時間を過ごすのであれば、一度寝てしまったほうが効率よいです。ただ、寝すぎるのもよくないです。例えば、眠たいからと言って、3時間寝てしまっては、たとえそれで気分がすっきりになったとしても、失われた3時間を取り戻し、かつ+αを生み出すのは困難を極めます。大事なことは、寝ることで全体として効率よくならなければいけません。筆者の体験談
1つの指標として10分から15分の睡眠が良いかと思います。私も受験生のころは、眠たくなったら13分寝る!と決めていました。なぜ13分かは自分でも謎ですが(不吉な数字…)。13分寝て起きたら、13分前が嘘かのように目が冴えていました。最適な睡眠時間には個人差があると思うので、是非とも数分の誤差の中でご自身にピッタリな数字を探ってください。 ワンポイントアドバイスとして、寝る直前にカフェインを摂取するのもよいかと思います。カフェイン自体は、摂取後10,20分後に効果を発揮するようなので、摂取直後の仮眠に影響はないです。そして目を覚ました10分後くらいに効いてくるので、起床後は目ガシャキ―んです!本番での仮眠を想定
最後のアドバイスとして、仮眠はできるだけ布団以外で行ってください。私の場合は、机に突っ伏して眠っておりました。理由は2つあります。1つ目は、布団で眠ってしまった場合、眠る環境が良すぎて10分程度で起床しづらくなるからです。安眠を考慮して開発された布団はここでは厄介です。2つ目に、試験会場には布団が用意されていないからです。試験当日は各教科の間に1時間程度の休憩時間が存在しています。その際に、仮眠を取ろうと考えることもあるはずです。ただ普段から布団で仮眠を取っていた人は恐らく(試験会場の)机で仮眠を取れないと思います。この観点からも本番の環境を見据えて机に突っ伏して仮眠をとる練習をしておくことも大事になります。 真面目な受験生は、「眠気を我慢することは高貴なこと」と捉えがちですが、大事なことは効率です。もはや受験なんて意味ないんじゃないかと考えるようになる。

最後に

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