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偏差値80の京大生が教える「センター英語9割の極意」

この記事を書いた人
木村

はじめに

受験生の皆さん!
学習アドバイザーの木村です。今回は「「京大冠模試」全て冊子掲載した男が語る英語の勉強法」に引き続き、センター試験英語で196/200点を獲得した私が、9割〜満点を取るためにはどうすれば良いのか、について考察していきます。

こんな人におすすめ記事

  • センター試験で満点を狙っている。
  • センター試験で高得点を「取らなければならない」
  • 英語が苦手

180/200点の得点の内訳

配点から考察する

まずセンター試験の設問数はおよそ50問です。そしてそれらの設問は配点も異なってきます。単純な話ですが、高得点を取る為には、高い配点の問題で多くの失点をしていてはダメです。このことは感覚的にもお分かりだと思います。
では、その「高得点配点」の問題とは?それは長文読解問題で構成される第3問以降です。主に5点もしくは6点の配点となります。つまりセンター英語で9割(180/200点)を獲得したければ20点以上の失点を防がなければなりません。ということは第3問以降でミスが許されるのは3つ以内ということになります。しかしながら文法問題で構成される第1問と第2問の中にも最大で5点の配点があり、この文法問題の範囲でも数点の失点が起こり得る事を考慮すると、第3問以降では2つ以内のミスで抑える必要が出てきます。

まとめ

センター試験で9割以上の得点を取るのであれば、第1問・第2問で2つ以内のミス、第3問以降で2つ以内のミスで抑えることが重要となります。

180/200点を取るために必要な力

時間配分

第3問以降の問題数は約25問あります。問題数だけでは文法問題とおよそ半々という所ですが、果たして、制限時間も第2問までに40分、第3問以降に40分という時間配分で良いのでしょうか?
1度でもセンター試験の過去問やそれに代わる問題を解かれたことのある方だとお分かりだと思いますが、圧倒的に時間がかかるのは第3問以降です。特に第3・4問は魔の大問です。時間を気にせず解いていると、めちゃくちゃに時間がかかります。

9割を獲得する為の時間配分

    1. 第1問・第2問を解く=20分
    2. 第3問・第4問を解く=30分
    3. 第5問・第6問を解く=25分
    4. 見直し=5分

9割を獲得する為には、以上の時間配分がスタンダードかと思います。変化するとすれば、1の時間が5分ほど時間短縮されたり、2の時間が5分ほど短縮されたりすると思います。この微調整は個人個人で異なります。ですが、基本的には上記の時間配分が基本になるかと思います。出来る人であればあるほど、最後の見直しの時間が10分、20分と伸び、結果正答率も上がり好循環になってきます。私も、受験期の最後には約30分の見直しの時間を確保出来ていました。

180/200点を取るための速読力

900wordsを12分で解く力

第5問と第6問は基本的には900words程度の長文問題となっています。それらの問題を25分以内で解く。つまりは900wordsの問題1題あたり12分〜13分で解く必要が出てきます。それを可能にする為にはどういった力が必要なのでしょうか?実際にその力の中身を見ていきましょう。

力の中身:時間配分(目指せ12分以内!)

  1. 900wordsの文章を読む=6分
  2. 設問を解く=6分

つまりは、1分あたり150wordsを読むことの出来る「速読力」が必要となるのです。第5問、第6問に関しては、文章を読み進めながら設問を解くことが良いと考えています。なので、明確に「読む時間」と「解く時間」をきっちりと分けられませんが、上の時間が目安となります。
「こんなんいけるん⁉︎」という声が聞こえてきそうですが、【①9割を取れる生徒は既に出来ている②日本語だと楽勝な速度である③9割を取る為にはそうならなければならない】という3つの理由より、その反論を防ぎたいと思います。

まとめ

1分あたり150wordsを読むことの出来る速読力が必要である。

180/200点を取るためのトレーニング

この速読力は「9割の得点」を取る為には必要不可欠な力です。しかしながら、容易に手に入れられるものではありません。全ては準備=日頃の学習次第です。

速読力を得る為の英語学習

速読力は速読の学習・鍛錬を積まない限り手に入れられません。なぜ敢えてこのような自明である事を言うのかというと、多くの受験生が「速読力を上げる為」と言いつつ、理に適っていない方法でそれを実現しようとしているからです。
長文学習には主に2つの方法があります。1つは「精読」と呼ばれる学習法です。これは1文1文丁寧に単語・文法・構文などを解釈し読み進めます。2つめは「速読」と呼ばれる学習法です。これは「設問を解く」もしくは「英文を読む」事を目的にしています。つまり文章に表れる細かい文法のあれこれの学習は2の次なのです。
ズバリ!「精読学習」で速読力を高めようとすればすんごい時間を要します。野球で例えると、軽〜く投げるキャッチボールの中で、球の急速を上げようとするようなものです。目的と方法とを一致させることは受験勉強だけに限ったことではありません。目的を達成させる為にはどの手段が最も効率良いのかを論理的に考える事は大切な事です。

具体的な速読学習

具体的には上の速度「150words/1分」を意識して速読学習を行いましょう。例えば、1日に90分間の速読学習の時間を確保しているのなら、単純計算で【90分=150words×90=13,500words】の文章を読み進められるはずです。しかしながら問題を解いている場合には「解答時間」と「答え合わせ・解説の時間」を1/2確保したとしても、6,000wordsの文章を読むコトが出来るはずです。余裕をみて4,000〜5,000wordsの英文を読めるようなイメージが理想です。
英文であれば用いる題材は何でも良いです。志望校の過去問でも、英語国家試験の対策本でも、他大学の対策本でも、英文読解の問題集でも可能です。
2018年のセンター試験英語では第1問〜第6問までの合計で4317語の単語が用いられています。つまり約40分(解答時間を1/2とすると)で4317語の英語を読んでいるわけです。これを考慮すると、4000-5000words/45分=1日(解答時間を1/2とする)の学習は多すぎる事なく丁度良いかと思います。

まとめ

1日90分の速読学習を確保しているとすれば、4000語程度の長文には触れるべき。これを毎日実践する事でセンター試験英語でも、180点以上得点する事も余裕になるはずです。

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