こんにちは!京大A判のおっぐです。新学期が始まりましたが、みなさんいかがお過ごしですか〜?
この連載は、情報系の学問を専攻している私が、進路決めに悩んでいる高校生に対して情報系ってどんなところなのかを解説します!
情報系の学部学科でやっていることを大雑把に知りたい方は2コ前記事を参考にしてください。また、情報系学生の4年間を詳しく知りたい方は前回の記事を参考にしてくださいね。
今回は、「情報系」に関して高校生などが抱きがちな色々な疑問にお答えします!この記事を通じて情報系に対して具体的なイメージを掴んでいただければと思います。
Q1: 高校以前からプログラミングやってた人ばかりですか?
今の時代、中学生や高校生でもパソコンさえあればプログラミングができますよね。情報系の学生の中には、中学や高校からプログラミングを経験してきた人がちらほらいます。彼らは、特に1,2年の授業で無双します笑
が、そんな人は決して多くありません。統計的なデータはありませんが、少なくとも学生の半分以上は大学に入ってはじめた初心者だと思います(さすがにPCを触ったことすらない人はほとんどいませんが笑)。周りに経験者が多すぎて辛いなんて事態はまず起こらないので、情報系に興味のある方はたとえ初心者でも安心して志望してください。
Q2: PC初心者なのですが授業についていけますか?
頑張ればついていけます。大学の授業は「ガチの初心者」でも分かるように内容が組まれています。例えば、「Webブラウザ」の意味が分からなくても1年前期の授業のどこかで教えてくれます。ざっくりいうなら、高校の「情報」の授業で習った最低レベルの知識があったら全く困ることはありません。
ただし、初心者レベルのお話にそう多くの時間は取ってくれません。だってもっとやることがいっぱいありますからね。ですので、初心者の方は今の知識で問題ないと安心しつつ、大学で勉強を頑張って新しい知識をたくさん覚えなければならないことを自覚してくださいね。
Q3: やっぱりマイPCは必須ですか?
イマドキの大学生は、自分のPCを持っていないことが多々あります。というのも、今や大学のPCルームが充実していますし、特に文系学生ならタブレットやスマホでも課題を取り組むのに事足りるので、わざわざPCを買う必要がないんですよね。
では、情報系の学生はどうなのかというと、PCがなくても理論上生きていけるが、PCを持ってた方が絶対良いっていうのが実際のところです。大学のPCルームで課題を済ませればPCなんて必要ありません。しかし、課題に取り組む上での制約が無駄に大きくなります。だって、PCルームが開いている時間しか課題ができない上に、大学のPCは自分が好きなソフトを自由に入れることができませんので。自分のPCがあれば、いつでもどこでも課題に取り組めますし、好きなソフトを自分好みにカスタマイズして使うことができます。情報系は課題が結構多く、この違いが後で超効いてきます。
新しく買うPCは、2,3万円くらいの格安Windowsパソコンで大丈夫です(情報系の学生は私含め10-20万円くらいのMacをイキって使いがちですが笑)。ただし、家でも大学でも作業できるよう、持ち運びに便利なノートPCを選びましょう!
とにかく、情報系に進学する際は安いもので良いのでとりあえずノートPCを買っておくことをオススメします。
Q4: どんな人が向いてますか?
これは私の考えにすぎないのですが、少なくとも物事を論理的に捉えるのが平気・忍耐力がある・新しいもの好きの3つが揃っていれば情報系に向いていると思います。
情報系はプログラムを書きます。プログラムは、厳密なルールに基づき細かい命令を筋道立てて並べることで、自分がやりたいことをコンピュータ上で実現させます。そして、細かい命令を並べる中で論理的な思考をものすごく要求されます(論理がミスってたら正しく動かない)。普段から1つの大きな目標に向けて、その道筋を論理的に組むことができる人はプログラムもスムーズに書くことができます。
そして、プログラムは失敗がつきものです。プログラムは、少しでも間違ったコードならエラーorバグを出します。そして、プログラマは不具合から原因を探してプログラムを修正するわけですが、どこが間違いなのか分からないことも多々あり、1つの修正に数時間を費やすこともあります。そんな地道な作業に耐えられる精神力が情報系には求められます。
あと、情報系の分野は日進月歩っぷりが半端ないです。分野次第では、ものの数年で常識が大きく入れ替わることも。そんな動きの激しい情報系の分野で生きるにはやっぱり新しいもの好きじゃないと大変です。常に新しい知識を取り込める知的好奇心がものを言います。
この3つに当てはまると自覚している方は是非とも情報系の専攻に来てね!!
今回はここまで
今日は4つの質問で留めておきたいと思います。続きは明日の記事で公開しますので是非ともお楽しみに!!!
ではまた!