受験生、そして受験生の保護者の皆様!学習アドバイザーの木村です。
今回の記事は、『秋の計画の立て方 PART2』と言うことで、実際に秋以降の計画では何を目安にして、どのような日取りで計画を立てていけば良いのかについてお話ししたいと思います。
基準点
まず基準となるのはセンター試験です。平成31年のセンター試験日は【1月19日,20日】となっています。この日程を基準とします。
対策期間からの逆算
およそ全ての人が、センター試験の本格的(1日の勉強がセンター試験の過去問演習が中心となる)対策に約1ヶ月を要するかと思います。となると、12月19日からはセンター試験の本格的な演習が始まります。これが意味していることは、12月19日以降は二次試験(私大専願の人にとっては志望私立大入試)の対策がほとんど出来ないと言うことです。
※京大・工学部などは数学と理科の配点が全く入らないという少し稀な入試になり、その対策期間も通常より短めとなりますが、多くの人にとっては全ての教科の対策が必要となるので1ヶ月は必要と仮定しています。
二次試験対策
この二次試験対策は、センター試験後の約40日程度勉強しただけで乗り越えられるほど簡単な試験ではありません。最低でも2ヶ月間は本格的な学習を要するかと思います。
センター試験後に時間がない理由は、多くの人が滑り止め校の受験の対策と試験に時間を取られるからです。40日も、実質1ヶ月以下の日数となってしまいます。
当然、センター試験後〜二次試験当日までの期間は【2ヶ月】という時間はありません。つまり、センター試験の本格的な演習に入る12月19日までに、約1ヶ月間の対策期間を取る必要があるのです。この1ヶ月とセンター試験後の1ヶ月を合わせて【約2ヶ月】となります。
二次試験問題は、ある意味で難易度の最終到着地点です。従って、そこに辿り着くまでにこなすべき参考書・問題集の全てを倒した後に、二次試験対策の本格的な学習に入るべきです。
これらを踏まえると、計画の大枠は下のようになるかと思います。
秋の計画の大枠
(A)〜11月18日 ▶︎ 二次試験の問題レベルの手前までの問題集・参考書を終わらせる。
(B)11月19日〜12月18日 ▶︎ 二次試験の本格的学習①
(C)12月19日〜1月18日 ▶︎ センター試験の本格的学習
(D)1月19日,20日 ▶︎ センター試験
(E)1月21日〜2月24日 ▶︎ 二次試験の本格的学習②
(F)2月25日 ▶︎ 二次試験本番
ここで受験生の方に注目して欲しい点は、(A)〜11月18日 二次試験の問題レベルの手前までの問題集・参考書を終わらせる。という点です。
(A)の重要性
便宜上、基礎・応用・二次試験の難易度レベルを下のような数字で表すとします。
多くの受験生の方は、約1年〜3年という時間を使って、基礎的な難易度(1-40)→応用・発展な難易度(41-80)→二次試験の問題の難易度(81-100)と、順を踏んで自身のレベルを、最終到着地点まで上げて行くかと思います。
要は、このAの期間で、1-80の難易度の問題集・参考書を終わらせなければなりません。
Aをこなさなければ、Bはこなせません(1-80までのレベルをすっ飛ばして、100のレベルの過去問演習はこなせません)。
となると、高い確率でFの二次試験の結果は良いものが出ません。つまり、Dのセンター試験でいい成績が出なければ、合格は遠くなるという事です。なぜなら、二次試験の対策をきちんと行なっていない以上、センター試験でコケたとすれば、二次試験で取り返す事が難しくなるからです。
どうしても間に合わない
この記事を見た瞬間から、11月18日までに、難易度80までの問題集・参考書を終わらせる計画を立てていきましょう。
どうしても11月18日までには終わらせる事が出来ないという方は、BとCの期間を1週間ずつ減らし、Aの期間を11月末まで延長するという修正を加えましょう。残り期間が少なくなっている今、やる事が山積みになっている人は、取捨選択をしなければなりません。これは仕方のない事です。
あれもこれもと手を出し、それ故に、時間をかけて対策しなければならない事が手薄になってしまうと合格が遠のきます。目の前の事ばかりに追われてしまい、その先で何をしなければならないのかに目が向かないのはダメです。
今一度、自分が受験に充てられる時間を算出し、これからこなすつもりの問題集や参考書を全て書き出し、取捨選択の作業を行いましょう。
学習無料相談
とは言っても自分一人では計画を立てる事が苦手もいらっしゃると思います。そういった方は1度B.F.S.ご相談下さい。無料で受験相談を受け付けております。お問い合わせは以下のフォームよりお願い致します。