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偏差値80の京大生が教える『秋からの勉強計画の立て直し!』

この記事を書いた人
木村

受験生の皆さん、こんにちは。
京大4年の学習アドバイザー木村です!

夏も過ぎ、少し肌寒くなって来た秋口。
今年度の模試も複数回終えた今、『やばい、間に合いそうにない』『全然成績が伸びない』と焦っている方も少なくないかと思います。

今回の記事では、そんな方に向けた計画の立て直し方についてお話しさせて頂きます。
この記事を参考にして、焦った気持ちを落ち着かせ、ギアを上げて合格に向けて再発進していきましょう!

今回の記事の目的

春・夏での計画に修正を加えて、2月の本番に間に合わせる計画を立て直す。

First Step:己を知る

得点状況

直近の模試を参考にして、自分の各教科・科目の得点状況を明らかにしましょう。
国公立受験者であれば、マーク系模試の点数と、本番のセンター試験で取るべき得点のギャップを把握して下さい。そこでの不足点こそが、残り期間であなたが上げるべき点数です。
東大や京大を受験される人は、マーク系模試に加えて、夏に行われましたオープン模試や、実践模試の点数と二次試験で取るべき点数とのギャップも明らかにしていきましょう。

学習状況

1日にどれくらいの勉強時間を確保出来ていましたか?もっと言うと、1日あたりどれくらいの時間を無駄にして来たか?それについて考えて下さい。基本的に受験においては、無駄な時間の量と、成績の伸びや高さは比例関係にあると感じます。
高い偏差値や、良い判定を取る受験生ほど、与えられた24時間の多くを勉強に割いているように感じます。
全員に当てはまる真理ではありませんが、その傾向にあるかと思います。『自分はしっかりと勉強が出来ている!』と感じている方も、今一度自身の1日を振り返り、本当にそうなのか?と疑ってみましょう。自身への疑いは合格にとって大切な行為です。

Second Step:原因を探る

3つの原因

では、ここまで成績が思うように伸びなかったのは何故なのか、この事について考えてみましょう。
その原因として考えられる事は3つあるかと思います。中には3つとも当てはまっている方もいるかと思います。こういった方は要注意です。逆に言うと、この3つの『伸びない原因』の芽を摘んであげられている受験生は、成績が大きく伸びる傾向にあると言えます。

1つ目の原因:勉強時間が足りていない

多くの受験生にとって最も当てはまる原因がこちらです。こうなってしまうのは、多くの受験生が少し誤解している点があるからです。まずは、その誤解を解きたいと思います。
『京大に合格する為には何時間勉強すればいいですか?』
そういった時、私は『16時間ほど』と答えています。間違っても、『勉強時間は関係なく、効率的にしよう!』なんて事は言いません。
それはなぜか?
受験はここまでやれば合格できるというラインが明確に示されていません。そのラインは、指導者にも受験生にも見えないのです。十分だと思っていた努力量でも足りない時があります。A判定を取り続けて落ちる人だっているのです。
それが分かるのは合格発表の当日です。失敗してから気付いていてはダメなのです。仮に「まだプラスで3時間は増やせるだろう」という計画をやり続けるとした時、その計画を続ける為には、本来は増やせるはずの3時間を増やさなくても合否は左右されないという明確な理由が必要になるはずです。それがないのにも関わらず、増やせるはずの3時間を増やす事なく受験を続けるメリットはありますか?リスクを抱えたまま回避することなく続けるただのギャンブルです。
こういった質問をすることすら間違っています。あなたが勉強に費やせる全ての時間を費やして下さい。
何時間勉強すればいいか聞く前に、あなたが本当に合格したいのであれば、あなたが勉強に充てられる全ての時間を受験に使って下さい。厳しい話ですが、あなたの勉強できる限界の時間の全てを捧げても、合格に届くことが出来ないのであれば、それは諦めるしかありまけん。
しかしながら、物理的に考えて、睡眠時間が9時間とすれば、工夫いかんによっては1日あたり15時間の勉強時間も確保出来ます。それだけ費やして合格できない大学・学部はそれほど多くないはずです。まずは、あなたの限界点まで勉強時間を伸ばしていきましょう。

振り返ってみた時に、あまりにも無駄な時間が多い人は、この『勉強時間』が1つの原因になっているはずです。

2つ目の原因:進度が遅い

これも多くの受験生が犯しがちな戦略におけるミスです。
受験計画を立てる上で大切なことは、先を見据えた上(長期計画)で、それを元に逆算していき直近の計画(短期計画)まで立てていくと言うことです。
しかしながら、多くの受験生は、とにかく今しなければならない事ばかりに目がいき、それをいつまでに終わらすべきなのか、という事を度外視してしまうのです。
例えばA,B,Cの3つを受験本番までに必ず終わらせなければならないとします。そうなるとそれぞれをどの時期までに終わらすべきなのか?という事を考えることは必然であり当然です。しかしながらどうしても目先のことにだけ目が行きがちな受験生はA(もしくはB)にばかり時間を割いてしまいます。そうなると、本当はしっかりと時間を確保してこなすべきBやCに充てられる時間が残されていないのです。この時点で、合格する確率は格段に下がります。
ケツ (どこで終わらすべきかという期限)を決めなければどうしてもダラダラと自分のペースだけで進めてしまい、本当に維持すべきペースを見失ってしまうのです。
まずは、今立てている計画が本当に合格を視野に入れたペースとして正しいのかどうかについて改めて再確認を行なって下さい。

3つ目の原因:教科ごとの配分ミス

受ける大学の配点を下調べした上で、その配点の大きさに合わせて、各教科の勉強時間の配点を合わせることは大前提です。
しかしながら、受験生の中にはその配点を無視して、『苦手だから…』とか『好きだから…』とかで配点の低い教科に対して多くの時間を費やす人がいます。
入試は合計点の戦いです。配点の低い教科で満点を取ろうと雀の涙にしかなりません。
例えば、京大の文学部となると、英語のセンター試験と二次試験の合計点は、総得点の5割に達します。一方で、漢文はセンター試験にしか用いることなく、さらにはその点数は1/4になって総得点のほんの一部となります。つまり、漢文が大得意でも英語が苦手では話になりません。
成績は上がってるのに、どうしても判定が上がらないと疑問に感じている方は、一度、総得点はどれくらい上がっているのかをご確認下さい。もしかすると、配点の低い教科の点数ばかりが上がっているかも知れません。

Third Step:計画を再改定する

原因が明確になれば計画を修正します。
要は『不合格になる原因』をどこまで消せるかの戦いです。その原因を一切なくす計画を改めて作り直します。そして、その計画を次回の模試まで「きちんと」こなして下さい。きちんとこなした上で、成績の伸びを確かめて下さい。
仮に、伸びが見られないのであれば、新たな原因が生じたのか、もしくは前回の分析で明らかになった原因をカバーする計画になっていなかったということです。計画を再度見直しましょう。
「きちんと」と表現したのには理由があります。計画の良し悪しを判断するのは、「計画通りに実行した」という事が大前提となります。計画通りに実行しないと、成績が伸びなかった原因の中に、「計画を実行しなかったから」という余計な選択肢が生じてしまうのです。この選択肢が切れない以上、もう一度同じ計画を一定期間実行する必要が出てきます。この時、仮に成績が伸びなかった原因が『計画が悪かった』のであれば、その計画を余分に伸ばし、それを改定する事が遅れてしまうのです。しかしながら、入試日は受験生の事情に合わせてくれません。

まとめ

成績の伸び悩みを感じている方は、まずはその原因を特定しましょう。
そして、それを元にこれまでの計画に修正を加えて、一定期間「きちんと」こなし、再度計画の見直しをして下さい。

原因特定や計画修正のサポート

しかしながら、これまでそういった事をしてこなかった受験生にとっては、一人で原因特定や計画の修正をする事だけで手一杯になり、最悪のケースとなると2.3日かかることになってしまいかねません。こうなっては本末転倒です。
そんな時は、B.F.S.の学習コンサルティングをご利用下さい。
B.F.S.の学習コンサルティングでは、現役の京大生が受験生一人一人の現状の成績などを考慮した上で、計画の策定を行います。

『一人では無理だ〜』という方は、ぜひご検討下さい。

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