過去問演習で重要な4つのコト
過去問演習は一言で言うと「確認作業」です。では、何を確認しないといけないのでしょうか? 確認すべきことは4つあります。目次(クリックで該当箇所へ移動)
1つ目「自分の実力」を確認する
まずは、自分の実力の確認です。もっと言うと、「自分の弱点」の確認です。 時々、過去問演習で何点取れるのかで一喜一憂している受験生がいます。 しかしながら、この「何点取れたかの確認」はそれ自体、ほとんど意味を成しません。0点でも満点でも、そこでアクションを起こさない限りその瞬間の自分からは何も成長しないからです。 大事なことは「自分の今の学力であればどこで失点するのか」を確認することです。失点した箇所を横展開していき、自分の苦手及び勉強不足の分野・単元はどこの「分野」「出題形式」が苦手であるのか、その確認作業を行ってください。 そして、その確認で得た弱点を補強していくプロセスこそ、過去問演習を行った事実に意義が与えられるのです。 【解いて→丸つけして→喜んで(or悲しんで)→終わり】では、過去問演習の時間が無駄に終わるでしょう。過去問を20周して「勉強した気」になって不合格になった僕が言うのだから間違いないです。2つ目「問題形式」
よく言われる「過去問研究」とはまさにこの事です。字のごとく「研究する」のです。では具体的に何を研究すれば良いのでしょうか。確認すること!
- 大問構成(全体像を掴む)=大問ごとの「難易度」「自分との相性」を確認
- 小問構成(細かな内容を掴む)=小問ごとの「難易度」「自分との相性」を確認
- 試験時間
- 分野ごとの出題傾向・出題頻度
3つ目「戦法」
考えるべき戦法は2つあります。- ミクロな戦法
- マクロな戦法
4つ目「全ての問題に共通する真理」
よく「過去問演習って、同じ問題が出ないのにする意味あるんですか?」といった質問を受けます。 しかしながら、この質問者は誤解をしています。過去問演習では、去年出た問題を解けるようにするのではなく、演習で出た問題の類似問題を予想して、それを解けるようにするのです。 つまり、演習の中では、一つの問題を参考にして、それに関わる全ての問題に通じる解き方や、知識の確認を行ってください。限定的な知識の補充やテクニックの養成ではなく、全ての問題に通じる真理を得るようにして下さい。まとめ
以上が過去問演習をする際に、特に重点的に確認してほしい4つの事となります。 【時間を計って、問題を解く】こと「だけ」で、頭が良くなるなんて絶対に有り得ません。 同じ過去問を演習している2人の受験生がいたとしても、それを取り組む際に意識していること、実践していることで差がつけば、時間対効果においても差がつき、それは入試本番での成績に響き、結果として、来春に見せるご自身の表情も違ってくるでしょう。 あなたは、どちらの未来を望みますか?生徒募集!
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