メンタリストの教え 受験全般 高2生以下向け

「現役生で合格する為には」ー新たな受験が始まろうとしているー

この記事を書いた人
木村

受験生の皆様、新年明けましておめでとうございます!
学習アドバイザーの木村(京大4回生)です。

1年も早いもので、もう2018年あっという間に終わってしまいましたね。時間が経つのは大変早いものですね。
「時間が経つのが早い」ということは、「来年度の受験も、あっという間に始まる」ということです。

さて、高2生の皆さんは準備万全でしょうか?

今回の記事では、現役生として合格する為にはどうすれば良いのか?ということに焦点を絞ってお話したいと思います。高2生以下の方は是非参考にして頂き、どうか現役合格を可能にする第一歩を踏み出して下さい。

目次(クリックで該当箇所へ移動)

なぜ「現役合格」が難しいのか

まず現役合格が難しい「現役生」とは、高1〜高2の間、受験勉強をしてこなかった受験生のこととします(下の表での3番目の受験生に該当)。定期テスト対策は、受験対策にはほとんど意味を成しません。

そんな現役生として合格することが難しいのは、ライバル達との力関係に原因があるのです。まず、あなたのライバルとなる受験生には3つのタイプの人がいることを理解しましょう。

3つのタイプのライバル達
  1. 浪人生
    →昨年1年間、受かることを目標に本格的な受験を経験。3の高3生と比べると、4月段階での学力は比べ物にならない。さらに受験本番での経験と、「不合格の悔しさ」という強い原動力がある上に、定期テストや体育の授業などもなく、1年間を受験勉強だけに費やすことが可能。
  2. 高1、高2と受験勉強を着実にこなしてきた高3生
    →定期テストなどの対策とは別に、受験に必要な知識を確実に吸収し、演習を行なってきてる。4月段階での実力は浪人生に引けを取らない。ただし、受験本番を経験していない分の経験値は浪人生には劣る。
  3. 受験生の年になりようやく受験を始める高3生
    →受験教科で使用する教科に特化した学習をしていない。浪人生とは、既に受験生としての1年間の差が出来ている。

つまり、現役生として合格することが難しい理由は、4月の段階でライバルと学力差が大きく、また浪人生と比較した場合には、受験期間に受験勉強に避ける時間が、圧倒的に少ないからです。3番の受験生が、1や2の受験生との学力差を縮めて、さらにひっくり返すことは難しいです。

では、この記事を見ている現時点まで、受験勉強をしてこなかったあなたが、現役合格を果たすためには、どうすれば良いのでしょうか?

これまで受験勉強をしてこなかった「現時点での高2生」が現役合格する為には?

3種類の受験生
  1. 浪人生
  2. 高1、高2と受験勉強を着実にこなしてきた高3生
  3. 受験生の年になりようやく受験を始める高3生

上の表の1と2の受験生が学力的に抜きんでており、そして3の受験生が彼らに勝って、現役合格を果たすことが難しいことも説明しました。
ではこの記事を見ている高2生(これまで受験勉強をしてこなかった)のあなたは、どうすれば現役合格出来るのでしょうか?

残りの席を確保しろ

まず、浪人生と、高3生になるまでしっかりと受験勉強をしてきた彼らが、限られた合格者の一部を占めることはほぼ間違いありません。ですが、実際に彼らの数は合格者の全ての枠を埋めるほどにはいません。つまり、合格者が座れる座席には、まだ空席があるのです。

受験戦争ではフライングが大切

では、例年、この空席に腰掛けるのは誰なのでしょうか?
それは、高2生の冬、つまりこの時期から本格的な受験を始めた人がほとんどです。つまりは、高3生になる新学年が開始するよりも出来る限り早く受験勉強を開始する受験生なのです。
大学受験は甘くはありません。去年1年間、受験生活を歩んできた浪人生や、同じ高校生活でも高1、高2と努力してきた人がいる以上、高3になってから受験を始めていては、手遅れになることが殆どです。残った合格の枠の獲得を確実にする為には「今から」本格的な受験勉強を始めて下さい。

でも何から始めれば良いのか

現役合格の確率を上げるために今日から受験をすることは決めたものの、まず何から始めれば良いのだろうか?
そんな疑問にお答えしていきます。

1,己を知り、環境を決める

受験を今日から始めるとすると、およそ入試本番までは【14ヶ月】あります。しかしこの期間は残り僅かです。

1,1,残された空席を大多数の受験生で争う

浪人生や、これまで受験対策をきちんとしてきた受験生が合格者の枠の一部を独占します。そして、残された枠を、これまで勉強をしてこなかった新高3生で争うことになります。
数だけでいうと、明らかに「これまで勉強をしてこなかった新高3生」の数が多いだろう。つまりは、残された座席の倍率は必然的に高くなるのです。
この残された枠を獲得することは簡単ではない。時間もない。つまり、1分1秒を無駄にする事が出来ない。言い方を変えると、あなたに本当に合った環境で効率的に能率よく勉強しなければならない、ということです。

1,2,時間がない以上、自分にあった環境は非常に大事

受験は自分にあった環境で戦うことが非常に大切です。なぜなら「限られた時間の中で確実に成績を上げなければならない」からです。
自分にあってない環境での受験とは?
例えば、自制心が弱く、計画を立てることが苦手であるのにも関わらず、独学での受験を選択してしまうことなどが挙げられます。自分はどういう人間で、どういう環境が最も適しているのかを、下の表を参考にして下さい。
ただし、各家庭にはそれぞれの事情があり、本来自分に合った環境を選ぶことが出来ない方もいるはずです。そういった方は、自分一人で悩むのではなく、ぜひ一度、B.F.S.までご相談下さい。その中でもどうすれば現役合格の可能性を上げられるのかを一緒に考えましょう!

あなたに合った環境はここだ!
  1. 塾・予備校
    【どのような環境か】
    基本的には講師・教材・時間が決められている。その一方で、随時質問対応可能な環境でもある。また成績によるクラス分けがあるので、ライバルとの位置関係を隠すことが出来ない。
    【向いている人】
    自分で考えるのは苦手だが、与えられたことはきちんと実行できる。ある程度の管理される環境を好む。ライバルと比べられることで、士気が高まる。
    【向いていない人】
    マイペースに計画を組んで受験を進めたい。また他人との人間関係や、成績に対して神経質になる。
  2. 家庭教師・個別指導授業・学習コンサルティング
    【どのような環境か】
    受験時間に占める大部分は、基本的に第三者に干渉されない自習時間が占める。つまり自由度が高い。ただし週に数回・数時間の受験に関する指導及び質問対応が出来る。また周囲の目を気にする必要がない。
    【向いている人】
    基本的には自分で計画を考えることが好きで、自分のペースで勉強を進めたい。とは言っても、一人だけで考えるのでは不安。定期的に管理や指導を受けたい。
    【向いていない人】
    自分で計画を立てることや、自分のペースで勉強をすることが不安。また随時、質問や相談出来る相手が欲しい。
  3. 完全独学
    【どのような環境か】
    受験の1年を通じて、自分一人で考える受験が続く。また質問や相談をする相手が基本的にはいない。一方で完全に自分のペース・配分を守って受験が出来、周囲の目を気にする必要がない。
    【向いている人】
    計画を立てるのが得意(好き)で自制心が強い。また他者に干渉されることを好まず、自分のペースで受験を進めたい。
    【向いていない人】
    自分で計画を立てることや、自分のペースで勉強をすることが不安。また随時、質問や相談出来る相手が欲しい。

2,最終「目標」を明確にして、具体的に「計画」を立てる

自分の性格に合わせて戦う環境を決めた後は、最も大切なこと「最終目標」を明確にしましょう。最終目標とは、志望校を決めて、本番で取るべき得点を明確にするということです。そして、現状の自分の実力と、どれだけ差があるのかを把握しておきましょう。

現状の実力と、目標の点数との差が明確になれば、1で決めた環境を利用した上での、計画を長期・中期・短期と立てていきましょう。この3つの計画を具体的にどのように立てていくべきなのか、については1で決めた環境によって大きく異なってきます。

例えば、予備校に通う人であれば、自分で決めるというよりかは、基本的にはすでに決められたものに従って受験を進めていくかと思います。また家庭教師や学習コンサルティングを受けられる方であれば、担当教師や塾などと相談の上で決めていきましょう。完全独学の人であれば、基本的に市販の参考書を中心に受験を進めていくので、3つの計画は、参考書の進度と模試を基準にして立てていきましょう。

3,何よりもまずは始めること、そして継続

環境を決め、目標を立てたとしても、実際にペンを動かし、頭を使わなければ何も始まりません。
受験生の中には、計画を立てることだけは非常に得意な人がいます。また思い立った数週間だけはモチベーション高く勉強を続ける人もいます。

しかしながら、受験期間が終了するまで継続して努力し続けることが大切なのです。大切というよりかは、それをしない限りは、ほぼ間違いなく合格しないでしょう。なぜなら、合格する受験生は「受験期間を通じて継続して努力を続けている」からです。

例年、合格を逃す受験生の特徴

これまで多くの受験生を見てきました。そして私自身も合格と不合格のどちらをも経験してきました。それらを参考にして、合格する受験生と、合格出来ない受験生の特徴についてまとめた記事も書いているので、是非参考にして下さい。

いざ、始動!

先日行われました京大模試で現役生として「A判定さらに冊子掲載」を獲得したと報告がありました。そんな彼は、早い時期からしっかりと第一志望校を意識し、コツコツと準備をしてきました。
この記事を見てる皆さんも、今この瞬間から受験を開始しましょう。受験には早すぎる、やり過ぎということはありません。

それでは、本年も宜しくお願い致します。

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