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偏差値80の京大生が教える『センター現代文9割突破の必勝法』ー文章の読み方 編ー

この記事を書いた人
木村

受験生の皆さん、こんにちは!学習アドバイザーの木村です。

今回と次回の記事の2回にわたって、【センター現代文】で《9割以上》を狙う為の〝解き方(方法論)〟についてお話しします。今回の記事では特に【文章の読み方】に焦点を当てます。

この方法論を実践した結果…

1年間の成績
  • センター試験本番は【90点/100点
  • 1年に計5回受けたセンター試験型模試では【88点/100点】を切る事はありませんでした。

『センター現代文は運で決まる』
といった固定観念をぶっ潰し、センター試験本番では9割~満点を確実に取りにいって下さい!

こんな受験生ににおすすめ
  • 現代文が苦手な方
  • これまで対策をきちんとしてこなかった方
  • 高い点数を取る必要がある方
  • 現代文は水物、と考えてる方

現代文の正体

「現代文は水物だ」「勉強しても意味がない」「出題される文章次第」
なんて言われることがよくあります。果たしてそうなのでしょうか?その結論を断定する事は出来ませんが、私の意見は『現代文は確固とした方法論を学び、それに忠実に従って問題を読み、設問に対して正しくアプローチすれば、高得点を取ることに限りなく必然性を持たせる事が出来る』というものです。つまり「安定するねん」という事です。

点数が安定しない理由

方法論を見ていく前に、なぜ、多くの人が現代文の点数を安定させる事が出来ないのか、について考えていきましょう。
結論を先に述べると、『解き方が安定しておらず、問題によってコロコロと解き方を変えているから』です。
つまり、たまに正しい解き方をして高得点を取れるが、次の試験では全く別の解き方で解き、それでいて間違った解き方になり得点を下げてしまうのです問題の傾向や、設問の構成が毎回毎回変わってる訳ではありません。点数が安定しない理由は、問題を解いてる本人が不安定だからなのです。

解き方が『一定』でないと、なぜダメなのかについてお話しします。
皆さんはPDCAという言葉を聞いた事がありますか?
P = Plan / D = Do / C = Check / A = Action
ある問題に対して、その解決策を計画して(Plan)、それを実行する(Do)。その結果を分析し(Check)、さらに改善点を加えて行動する(Action)。という事です。
つまり、一定でないという事は、PlanとCheckが機能せず、PDCAサイクルを回すことなく、自分の解き方の何がダメかを明確にしないまま、前回から全く成長せずに試験を受ける羽目になるのです。

言いたい事は、解き方のベースは一切変える事なく、テストを受ける度に、その都度方法論に修正を加えていき、その最終形態を入試を通じて作っていくことが大切である、ということです。

方法論 ー文章の読み方編ー

これまでに、何らかの決まった方法で現代文を解いて来ることがなかった方は、これからご紹介する方法論を、ベースの方法論として下さい。そして、この方法論で問題を複数解く中で、随時『あーでもない、こーでもない』と試行錯誤を繰り返し(PDCAを回し)、あなたなりの最強の方法論を確立させて下さい。

高得点を取る為の大切な2つの事

現代文で高得点を狙う為には
  1. 文章の読み方
  2. 設問へのアプローチ法

の2つにおいて、方法論なるものを確立して、それに則って問題に向かう必要があります。逆にいうと、『文章を正しく読む事が出来、なおかつ設問を正しく解くことが出来れば、高得点数の安定が得られる』という訳です。

文章の読み方

まずは、何の為に、何に向けて文章を読み進める必要があるのかついて、明確にしておきましょう。
ただ、闇雲に文章を読み進めていても、点数に結びつきません。文章を読む意味は『後で解く予定の設問を精査する際の手掛かりにする為』です。当たり前すぎるこの大前提を忘れている受験生があまりにも多いです。
では、読む際には、何を積極的に頭に入れていけばいいのでしょうか?大きく2つあります。

読む取るべき2つの事
  1. 大きな対比関係を掴む
  2. 筆者の主張を掴む
  3. 筆者の主張の論拠を掴む

この2つが、後に出てくる設問を解く際に重要となる事が多いです。基本的には、対立軸を明確に区別し、そのうち筆者はどのような論拠から、どちらの立場を取っているのかを問う問題が多いです。従って、文章を読み始める前、そしてその途中には、意識的にこの3つに注目するようにして下さい。

基本的に評論文というものは、ある物事に対して主張と主張とがぶつかり合っています。そして、主に『これまではこう考えられてきたが、私はこう考えるんだ』という立場を取った筆者によって評論文が書かれていくのです。要は「何と何が比べられており、筆者はどちらの立場を取っているのか?」を汲み取ればいいのです。

この事に注目して読み進め、『ここは大事だ!』と思う箇所には、『設問を解く際に、その傍線部付近を見直した時に瞬時に大事なポイントが分かる』ように線を引いておきましょう。本文に線を引く理由はこの為です。時々、本文に線を引かない生徒がいます。仮に本文に線を引かないとすれば、設問を解く際に、傍線部の前後をもう一度全て読み直し、改めて大事な場所を見つけなければならないのです。これは制限時間があるセンター試験では大変危険です。特に国公立志望者は4題を80分で解く必要があり、1題あたり20分で解く必要があるのです。問題数は10問ほど。本文を読む時間が10分だったとしても、1問あたり1分で解く必要があります。そうなると、問題の度に文章を全て読み直しているようでは時間が足りなくなります。だからこそ、本文を読む際に「線を引く」という行為は非常に大切になるのです。

文章が難しくて理解出来ない

センター試験の評論文は、硬質で何を言ってるのか分からない!という受験生も多いはずです。それは私も感じます。普段から硬質な文章や、論文などに目を通されてる方などにとっては、日常的な事を要求されてるに過ぎませんが、受験生にとってはそうではないはずです。

だからこそ、きちんとした『方法論』が必要なのです。内容をはっきりと理解できていなくとも、方法論に従って判断できる「大事な箇所」に線を引いていけば良いのです。この方法論に則り、読解を進めていく事は、ある意味ではゲームです。ゲームで勝つ為には、きちんとルールに従う必要があります。

「読めたら解ける、読めないから解けない」
これでは、受験がギャンブルに変わってしまいます。自分の方法論を確立さえすれば、どれだけ文章が難しくなろうが、所詮日本語です。内容の理解が十分に出来なかったとしても、『~と私は考える』といった表記があれば、それが筆者の言いたい箇所なのです。理解が出来なくとも、「把握」が出来ていれば問題は解くことが出来ます。何よりも大切な事は、後の設問を解くことを考えた時に、解答要素となる箇所にきちんと線を引けてるのか、と言うことです。並外れた読解力は必要ありません。

まとめ

今回の記事では、⑴本文を読む目的、⑵注目すべき(線を引くべき)ポイント、⑶理解ができなくとも把握ができれば良い、という3つについてお話をしました。しかしながら、高得点を取る為には、正しく線を引くことだけでは不十分です。その線を引いた箇所を、設問を解く際に活用出来なければ意味がないのです。次回記事(10/6更新予定)では、その「設問へのアプローチ」についてお話したいと思います。

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